2020.1.1

派遣とアルバイトは何が違うの?そのメリットやデメリットについて解説!

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求人を探す際に、「どのような雇用形態を選ぶべきなのか」と悩む方は少なくありません。特に、「派遣とアルバイトの違い」がわからず、どちらの働き方が自分に合っているのか、知りたいという方もいるでしょう。派遣とアルバイトには、どのような違いがあるのでしょうか。この記事では、派遣とアルバイトの違いや、派遣で働くメリット・デメリットについて解説します。

1.派遣社員とアルバイトの違いは?

派遣とアルバイトの働き方にはどのような違いがあるのか、詳しくチェックしていきましょう。

1-1.雇用会社の違い

アルバイトと派遣は、まず「雇用会社」に違いがあります。アルバイトは、「勤務先」が雇用者になるのが大きな特徴です。つまり、アルバイト先と直接雇用契約を交わすことになるのです。また、業務における指示や給与の支払いなども、直接アルバイト先が行います。

一方、派遣社員は勤務先ではなく、「派遣元」が雇用者になるのが大きな特徴です。派遣会社に登録を行い、そこで紹介を受けた企業で就業することになるのです。ただし、雇用契約は実際に働く勤務先ではなく、あくまでも「登録した派遣会社」と結ぶことになります。そのため、給与の支払いなどは派遣元から支払われるのが基本です。

1-2.雇用期間の違い

アルバイトと派遣では、「雇用期間」が大きく異なります。アルバイトは就業期間が決まっていないのに対し、派遣は就業期間が決まっています。これは、労働者派遣法に従って「雇用期間を決めて契約する」必要があるためです。同じ派遣先企業の同じ組織で就業できる期間は、「3年間」という制限が設けられています。60歳以上なおかつ派遣元で無期雇用されている方は、この制限の対象外となります。

なお、この制限は「同じ組織内では働けない」というものです。同じ派遣先企業で働きたいという希望があり、企業と働き手の双方で同意があれば、組織を変えて「さらに3年間」働くことが可能になります。

1-3.福利厚生の違い

快適に働くうえで、見逃せないポイントが「福利厚生」です。福利厚生にも、アルバイトと派遣で違いがあります。アルバイトは、基本的に福利厚生がほとんどありません。そのため、福利厚生のサービスを十分に受けたいという方は、アルバイトという働き方は不向きな場合があります。一方、派遣社員は数年にわたり働くことを前提としているため、基本的に福利厚生が充実しています。

福利厚生の内容は派遣会社によって大きく異なるため、登録の前にきちんと内容を確認しておくのが大切です。大手の派遣会社であれば、社会保険・健康診断・有給休暇など、福利厚生が充実しているケースも多くみられます。さらに、女性が働きやすいように配慮している派遣会社であれば、産前産後休業や育児休業などの福利厚生が整っていることもあります。また、ビジネスマナー講座やOA講座などを用意しているケースもあり、スキルアップを目指している方にとっては、嬉しいメリットといえるでしょう。

2.派遣社員のメリット・デメリット

アルバイトと比較した際、派遣社員として働くメリット・デメリットとはどのようなものなのでしょうか。それぞれの内容について見ていきましょう。

2-1.派遣社員のメリット

派遣社員として働く主なメリットには、以下の7つが挙げられます。

派遣社員のメリット1

勤務先企業の情報を知ってから応募できる

求人内容を見て「この仕事をしてみたい」と思っても、いざ入社してみると「想像と現実が違っていた」というケースも少なくありません。職場環境などは、実際にその場で働くまでわからないことも多く、「イメージと違う」と感じてしまう方も多いのです。その点、派遣であれば求人に応募する前に、勤務先の情報を知ることができます。それは、事前に派遣元が企業に訪問し、仕事内容や職場環境について確認しているケースが多いからです。そのため、詳しい業務内容や職場の雰囲気など、気になることを派遣元に確認できるのがメリットです。事前に情報を得て、納得したうえで求人への応募を決めることができます。

派遣社員のメリット2

応募が簡単

通常、求人サイトなどから自分で応募を行う場合、面接日の調整などが必要になり、企業と直接連絡を取り合うことになります。このようなやり取りが不安だったり、手間に感じられたりする方も少なくありません。その点、派遣なら派遣元が企業とやり取りをしてくれるため安心です。自分で対応する必要がなく、やり取りの手間を短縮できるというメリットがあります。

派遣社員のメリット3

福利厚生が充実している

前述したように、派遣会社によってさまざまな福利厚生が用意されています。福利厚生が充実している派遣元を選ぶことで、自分が思い描く理想の働き方を実現しやすくなるのがメリットでしょう。

派遣社員のメリット4

これまでのキャリアが生かしやすい

派遣会社に登録する際、自分が得意とする分野やスキルについて確認されるのが一般的です。そして、伝えた得意分野やスキルを生かして働ける仕事を、紹介してもらうことができます。自身の専門的なスキル・キャリアを生かせる仕事に就くことで、やりがいを持って働けるというメリットがあります。また、自分の得意な業務を担当することによって、よりスキルを伸ばせるでしょう。

派遣社員のメリット5

正社員を目指せる

派遣として働いているなかで、能力が高く評価され、「社員にならないか」と声をかけられることがあります。働きぶりを認めてもらえれば、正社員として活躍できる可能性もあるのです。また、派遣会社が育成に力を入れている場合、業務・語学・PC講座など、幅広い教育を受けられるケースもみられます。スキルやキャリアの向上を目指せる環境に身を置くことで、自身の成長につなげられます。

派遣社員のメリット6

時給が高い傾向にある

派遣ではスキルやキャリアを生かせる仕事を紹介してもらうことが可能です。即戦力となる人材を求めている企業も多く、高い時給が設定されているケースも少なくありません。派遣は自分の経験などを生かして、効率的に稼ぎたいという方にも向いているでしょう。

派遣社員のメリット7

派遣元のフォローを受けられる

通常、仕事などでトラブルがあったときは、職場の上司・同僚などに相談することが一般的です。しかし、同じ職場の人に相談する場合、内容によっては話しにくいこともあります。一方、派遣の場合は被雇用者となる派遣元のスタッフに相談できるのがメリットです。派遣会社が企業との間に入り、相談された内容を伝えて、悩みを解消できるようにサポートしてくれます。職場以外の人に相談し、企業との調整を任せられるのが派遣の大きな魅力といえます。

2-2.派遣社員のデメリット

派遣として働くことは、多くのメリットがある一方でデメリットもあります。主なデメリットは、以下の2つです。

派遣社員のデメリット1

雇用期間が決まっている

派遣として働く場合、基本的には同じ職場でずっと働き続けることはできません。雇用期間があらかじめ決まっているため、仕事や職場が気に入っていたとしても、働き続けることは難しくなります。契約更新をする場合でも、同じ企業の同じ部署では「3年間」までしか働けないということを頭に入れておきましょう。

派遣社員のデメリット2

収入が不安定になる場合がある

派遣の契約が終了した場合、次の仕事が見つかるまでの間、収入が途絶えてしまう可能性があります。すぐに次の仕事が見つかるという保証はなく、収入面が不安定なことがデメリットです。派遣として働く場合は、仕事がなかなか決まらないときに備えて、お金を貯めておくと安心です。

派遣とアルバイトの違いをしっかり知ろう

派遣とアルバイトは雇用会社・雇用期間・福利厚生などに大きな違いがあります。それぞれの特徴を把握したうえで、自分に合う働き方を選択するのが重要です。
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