2021.10.18

ルート配送の仕事とは?未経験者や普通免許でも勤務可能

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ネットショッピングの広がりにより、私たちの生活はとても豊かになりました。商品を注文すれば、次の日に配達してくれるサービスもあります。このような便利な世の中を支えてくれているのが配送業務です。配送の仕事にはさまざまな種類がありますが、この記事では配送の仕事のひとつであるルート配送について解説します。ルート配送の楽しさや向いている人、一日のスケジュールをみていきましょう。

配送の仕事内容とは?

まずは配送の種類による仕事のちがいを知るため、代表的な4つの配送について解説していきましょう。配送の中でも代表的なのは、宅配、引っ越し、ルート配送、セールスドライバーです。

・宅配

宅配ドライバーは個人宅での荷物の受け取りやコンビニでの集荷、配送センターからの配達などを行います。宅配ドライバーの業務のスタートは、その日の宅配エリアの確認からはじまるケースが多いです。スムーズに配達するためには、配達時間や効率のいいルートを選ばなければいけないため、経験とコツが必要です。

・引っ越し

引っ越しも配送の仕事です。引っ越しをするお客さまの荷物を梱包し、トラックで運搬したり、荷物を部屋まで運んだりします。 引っ越しは大型の家具を運んだり、たくさんの荷物を運ばなければいけません。そのため荷物の運搬に、経験やテクニックが必要です。一日に作業する件数がスケジュールで決められており、業務が予定より早く終われば早めに帰宅できる場合もあります。基本的に体力を使う現場が多い配送業務です。

・ルート配送

ルート配送は、固定の顧客に、指定された荷物を届ける仕事です。飲食店におしぼりを届けて回収したり、医療機関に薬や医療器具を届けたりします。配送先や配達商品は基本的にいつも同じため、ルートや荷物がルーティン化するのが宅配業務との大きなちがいです。配送するものや業界にもよりますが、近距離の配送が中心で軽ワゴンや小型車の運転で配達できる仕事が多くあります。配送ルートが決まっているので、道を覚えれば迷うこともなく、未経験でも安心してスタートできる配送業務です。

・セールスドライバー

セールスドライバーは、配達、集荷に加えて決済や営業も行うのが特徴です。
他の宅配業務との大きなちがいは、荷物を配達するだけでなく、荷物のお預かりや決済の手続き、営業活動が仕事内容にふくまれる部分です。事務所や家庭に清掃用品を届けたり、お客さまの要望を都度聞きながら飲食物を定期的に届けるのがセールスドライバーの代表的な仕事です。お客さまに新たな配送サービスを提案したり、すでに利用してもらっているお客さまの近所で新しいお客さまを探すこともあり、運転スキル以外にも営業スキルが必要となります。

ルート配送の勤務時間と一日の流れを紹介
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ここでは、ルート配送の一日のスケジュールを紹介します。

・出社後のアルコールチェック

飲酒運転防止のためのアルコールチェックはドライバーの基本です。そのため出社後には必ず実施します。仕事の前の日にたくさんのお酒を飲んでしまうと、酔いは覚めているつもりでも、アルコールチェックに引っかかってしまう場合があるので注意しましょう。その他にも体調の確認などを行い、安全に車を運転できるかチェックします。

・荷物を積み込む

アルコールと体調のチェックが完了したら、必要な荷物をトラックへ積み込む作業を行います。ルート配送は、配送する相手や場所、配送時間、到着時間が決まっているため、基本的にイレギュラーな荷物の配送はありません。しかし道路状況や交通事情は日によって変わるので、配達時間に遅れが出ないよう余裕を持った行動が大切です。

・休憩

配送ドライバーにとって、休憩は大切です。長時間運転すると疲れを感じたり、眠くなってきたりする場合もあります。そのため、適度に休憩して体のコンディションを整えます。
休憩が少ないと、集中力が低下し事故や配送ミスにつながります。働くスタッフのストレスを軽減させるため、会社で休憩時間が指定されている場合もあります。

・その日の配送を終えて帰社

すべての作業を終え、会社へ戻ります。配達終了後で安心したいところですが、無事に会社に戻るまでが配送です。気を引き締めて安全運転をつづけましょう。

・再度アルコールチェック

帰社後、改めてアルコールチェックを受けます。休憩時間中に飲酒していないか確認するためです。ドライバーは、信頼が何よりも大切なので、帰社後のアルコールチェックも欠かせません。

・次の日の準備を行い退社

最後にトラックや配送車の清掃を行いながら車を確認し、次の日の準備を進めます。帰宅前に当日の作業報告をまとめ業務終了です。

ルート配送は、作業する時間があらかじめ決められているので、出社時間、退社時間が毎日一定なのが特徴です。時間内に荷物を配送しなければならないプレッシャーもありますが、回数を重ねて経験を積めば、スムーズに業務に取り組めるようになります。

ルート配送の仕事に向いているのはどんな人?

ここでは、ルート配送の仕事に向いている人の特徴を3つ紹介します。

・決まった業務を効率よくこなすことができ、黙々と作業できる人

ルート配送は、時間通りに荷物を届けるのが第一優先です。毎日の業務をこなしていく中でいかに効率よく作業するかを考え、仕事のやり方を改善していくのが重要です。休憩のタイミングや道が混雑する時間帯など、自分の担当する地域の様子が分かってくると、スムーズに配送業務に取り組めます。

・配達先でコミュニケーションが取れる人

ルート配送は配達先でかんたんな会話を交わす機会もあります。日ごろからコミュニケーションを密にしておくと、新しい情報や仕事を紹介してもらえるチャンスが増えるかもしれません。また、何かアクシデントに巻き込まれた場合などの対応や相談もしやすくなります。届けて終わりではなく、長い付き合いを意識して接すると、コミュニケーション能力もみがけます。

・自分の時間を大切にしたい人

ルート配送は、決まった時間に退社がしやすいのが特徴です。運転が好きで、プライベートの時間も大切にしたい人におすすめです。ただし繁忙期には配送時間が変わり、残業しなければいけない可能性もあるので、確認が必要です。

ルート配送の仕事は女性にも向いている!
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ルート配送の仕事は配送の仕事の中でも人気の仕事です。特に女性からの人気も高く、性別を問わず、多くの人が活躍しています。ルート配送のメリットは、いつも決まった場所に荷物を配達するからだけではありません。ここでは、ルート配送が特に女性からも人気がある理由について紹介します。

・ルート配送は勤務時間が安定している

働く時間が安定しているのも人気の理由のひとつです。生活のリズムが作りやすく、小さなお子さんのいる方でも働きやすい勤務形態になっている企業が多くあります。また、繁忙期を除いて、残業が少ないのも魅力です。納品先が企業の場合には、納品先が稼働している時間に配送を終えなければいけないため、夕方には仕事を終えられる求人も多くあります。

・ルート配送業務は未経験者でも勤務可能

ルート配送は、普通免許が活用できる点や配送ルートが決まっている点など、未経験者が勤務しやすい条件が多くあります。未経験の場合は、道を覚えるのが大変ですが、カーナビが使用できる会社も多いですし、勤務をつづけていれば自然と道を覚えることができます。

・ルート配送は運ぶ荷物が重くない

ルート配送で女性が活躍している理由のひとつが、荷物の重量です。他の配送業務に比べて、ルート配送の荷物は軽めです。荷物が軽い理由は、車の最大積載量に関係があります。ルート配送は、軽ワゴン車や小型車で配達することが多く、たくさん荷物を積んだり、重いものを積むのは難しいケースが多いためです。重い荷物をムリに運ぼうとすると配送物の破損やケガにもつながりますので、荷物が重いルート配送では、力のある人が選ばれたりしています。

まとめ

ルート配送の魅力について紹介しました。ルート配送は、勤務時間が安定しており、普通自動車免許を持っていれば未経験者でも勤務できる求人があります。仕事のステップアップや、仕事の幅を広げたい場合は「中型自動車運転免許」「大型自動車運転免許」を取得してみるといいでしょう。アウトソーシングの公式LINEでは、さまざまな条件のルート配送の仕事を紹介しています。気になる方はこちらからチェックしてみてください。