2020.1.1

派遣会社に登録しよう!登録会の予約から当日の手順まで

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派遣社員として働きたいと思ったら、まずは派遣会社に登録しなければなりません。しかし、登録するためにどうすればよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで、登録会に行く準備や服装、当日の手順まで紹介していきます。ポイントを押さえて登録すれば、希望条件の会社に派遣してもらうことができるようになるでしょう。

1.派遣の登録とは?

派遣社員として働く場合、希望する会社にいきなり派遣されるわけではありません。派遣会社に登録した後に、派遣先を紹介してもらうという流れになります。これはどこの派遣会社でも同じで、登録せずに派遣社員として働くことはできません。

1-1.登録しないと派遣社員として働けない?

派遣会社に登録する理由は、希望に合った派遣先をマッチングするためです。派遣会社のコーディネーターに経歴やスキル、就きたい職種や勤務地を伝えておかないと、派遣先と派遣希望者の双方に「思っていた仕事と違った」「希望している人ではなかった」ということが起こり得るからです。登録会に参加したからといって、必ずしも登録しなくてはならないというわけではありません。登録するかどうかは、派遣会社の登録会での説明を聞いてからでもかまわないのです。

派遣会社に登録する方法は2種類あります。1つ目の方法はWEBから登録する方法です。氏名、生年月日、電話番号、メールアドレスなどの基本情報をはじめ、職歴、資格・スキル、希望条件などを入力します。さらに、顔写真と身分証明書(運転免許証・パスポート・健康保険証など)の画像をアップロードします。WEBからの場合、来社しなくて済むため、交通費がかかりません。また24時間いつでも登録可能なため、非常に便利です。ただし、全ての派遣会社がWEB登録に対応しているわけではないため、注意しましょう。2つ目の方法が、派遣会社の説明会に直接出向いて登録する方法です。手間や時間はかかりますが、直接、コーディネーターに話が聞けるというメリットがあります。派遣社員として初めて働く人には来社して登録する方法がおすすめです。

2.登録会で行われることとは?

派遣会社の登録会では、どのようなことが行われるのでしょうか、詳しく見ていきましょう。

2-1.本登録

最初に、派遣会社のコーディネーターから派遣の仕組みについて説明があります。派遣社員は、正社員や契約社員、パートなどとは異なる雇用形態です。雇用主は派遣会社であり、派遣先ではありません。初めて派遣社員として働く方は、不明点があれば、この段階でしっかりと聞いておきましょう。その後、就業までのステップ、これから登録会で何を行うかを聞き、納得することができれば登録の手続きに進みます。

まずはプロフィールを登録します。基本情報(氏名、生年月日、電話番号、メールアドレスなど)、職歴、資格・スキル、希望条件を記入または入力します。次に、パソコンなどを使って、経験に応じたスキルを持っているかどうかのチェックが行われることもあります。そして、顔写真と本身分証明書(運転免許証・パスポート・健康保険証など)を提出します。最後に、コーディネーターと面談を行います。

その際、職種や勤務時間、勤務地などの希望条件を詳細に伝えるようにしましょう。しっかりと伝えておくことが、希望に合った派遣先の紹介につながります。プロフィールやスキルチェック、面談などを通して、コーディネーターが最適な派遣先を紹介してくれるでしょう。当日紹介してもらえる場合もあれば、後日電話やメールで紹介してもらえる場合もあります。以上、全て終えるのに1時間~1時間30分程かかります。時間には余裕を持って参加しましょう。

3.登録会に行く準備

大手の派遣会社であれば、全国各地で登録会を行っています。都合が合う日時があれば、電話またはWEBから登録会への予約を入れるようにしましょう。次に気になるのが登録会当日、何を持っていけばいいのか、どのような服装をして行けばいいのかなどですね。ここで詳しく解説します。

3-1.持ち物

登録するために必要なものは、印鑑、身分証明書(運転免許証・パスポート・健康保険証など)、職務経歴書です。給与振込の際に銀行の口座番号が必要になるため、派遣会社によっては口座番号のメモ書きではなく、銀行通帳そのもののコピーを求める場合もあります。また、登録会では書類にサインすることもあります。筆記用具も持って行きましょう。さらに、コーディネーターからさまざまな説明を受けるため、ノートか手帳があると便利です。メモに取ることで、前向きな姿勢をアピールすることもできます。

3-2.服装

登録会には、就職活動中のようなかっちりしたスーツを着用していく必要はありません。ほとんどの派遣会社では、登録会への服装は自由としています。ですが、登録会にはオフィスカジュアルで行くことをおすすめします。なぜなら、登録会に着用してきた服装を見て、派遣会社のコーディネーターは派遣社員希望者のマナーなどを判断するからです。避けたほうがよいのは、ジーンズにTシャツなどのカジュアルすぎる服装、ノースリーブやミニスカートなどの露出の高い服装です。また、女性はメイクは派手にし過ぎず、香水はつけないようにし、ロングヘアの場合は髪を一つに結ぶようにしましょう。一方、男性はヒゲをきちんと剃っておくようにしてください。

3-3.希望条件などの整理

希望に合った仕事を見つけるためには、前もって条件を整理しておくことをおすすめします。「何となく良い仕事があればいいな」というような軽い気持ちだと、後で「この仕事は、自分に合っていなかった」と悔やむことになりかねません。働きたい業界や職種、仕事内容、勤務地、勤務時間、派遣期間、時給などをあらかじめ整理して、的確にコーディネーターに伝えられるようにしておきましょう。正社員であれば就けない職種や勤務時間であったとしても、派遣社員であれば可能な場合もあります。派遣社員であることを活かして、条件に合ったよりよい仕事を見つけられるように準備しましょう。

4.登録会におけるポイント

登録会では、派遣会社のコーディネーターとの面接が行われます。その際、やりたい職種や勤務可能な曜日や時間、勤務地といった希望条件だけでなく、できないことも伝えるようにしましょう。たとえば、できないことの例としては、残業や休日出勤などがあります。ただし、あまりにも条件が厳しかったり、できないことが多すぎたりすると、派遣先を紹介してもらいにくくなります。

たとえば、残業ができるかどうかを聞かれた場合、「まったくできません」ではなく「少しであればできます」などと答えると、紹介してもらえる派遣先の対象が広がるのです。また、通勤時間を15分圏内でなく30分圏内とすれば、そのほかの条件は希望に合った派遣先が見つかるかもしれません。コーディネーターと話し合いながら、譲れる条件は譲るようにして、よりよい派遣先を紹介してもらえるようにしましょう。

ちなみに、派遣会社には複数社登録しておいたほうが、よい仕事が決まる確率が高くなります。そのため、ほとんどの派遣社員希望者は複数社に登録しています。ただ、他の派遣会社に登録している場合は、コーディネーターにそのことを伝えておいたほうがいいでしょう。他の派遣会社で仕事が決まった場合も、迷惑をかけないように早めに伝えるようにします。

登録会に参加して派遣社員として働こう

派遣社員として働きたいのであれば、まずは登録することが必要で、それには登録会に参加してみるのが一番です。わからないことがあれば、コーディネーターが相談に乗ってくれます。工場・製造などの職場で派遣社員として働きたい人におすすめするのが、全国の求人情報を紹介している「はたらくヨロコビ.com」です。まずは無料で会員登録をしてみてはいかがでしょうか。