2021.08.30

大分県

若者からシニア世代までが住みたがる田舎!いま移住先として大分県がアツい
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2020年版 第8回「住みたい田舎ベストランキング」(宝島社発行「田舎暮らしの本」)で、多くの市町村が上位にランクインする大分県。
移住したい都道府県ランキングでは、8位を獲得。人口10万人未満の自治体を対象としたランキングでは、豊後高田市が総合部門と子育て世代部門で1位、臼杵市が若者世代部門とシニア世代部門でそれぞれ1位に輝きました。
近年、移住人気が高まる大分県の魅力とは一体どのようなものでしょうか。気候やアクセスなどの基本情報から人気の観光地までご紹介していきます。

移住前に知っておきたい大分県の基礎知識
大分県ってこんなところ

大分県は九州の北東部に位置し、18の市区町村で構成されています。県東部は瀬戸内海と豊後水道に面していて、県西部には九州の屋根とよばれる九重連山が連なります。
大分県の気候は全体的に温暖ですが、北部、西部、中部、南部のエリアごとに特色があります。
北部は瀬戸内海気候に属し、冬は季節風の影響で曇りの日が多いことが特徴です。内陸地である西部は降水量が多く、初冬には盆地霧が見られます。大分市や別府市が属する中部は積雪がほとんどなく、北部や中部と比べて冬に晴れ間が多くなります。南部は県内で最も温暖なエリアです。

大分の人ってこんな人

ブランド総合研究所が調査した「都道府県『幸福度』ランキング」で3位になった大分県。調査元は、人間関係の悩みを抱える人の割合が少なく、精神的に満たされている人が多い県だと分析しています。そんな大分県民の特徴を見ていきましょう。
大分県には山が多く周囲から隔絶されていたため、隣県の影響を受けず、古くから交易が盛んだった大阪の商人気質が受け継がれたとされています。
また、個人主義で協調性のない県民性だと言われることもありますが、裏を返せば、慣れ合いをよしとせず自分の意見をしっかり持っているとも言えます。人見知りで話下手ですが、内面はやさしい人が多いので、第一印象で判断せずにじっくり関係を築いてみましょう。

東京・大阪方面からのアクセス

東京圏から大分県へのアクセスは、飛行機が便利です。羽田空港から大分空港までは約1時間30分、成田空港から大分空港までは約1時間50分のフライトです。
大阪圏から大分県までは、飛行機なら伊丹空港から約55分、鉄道なら新幹線と特急を使って約4時間となります。
大分空港から県内各地までの移動手段はバスとなります。別府まで約50分、湯布院までは約55分です。
県内には私鉄の運行がなく、公共交通機関はJRと路線バスだけ。大分県で生活するなら自家用車があると便利でしょう。県中心部ならカーシェアリングも利用可能です。
高速道路や高規格道路を使えば、福岡市方面、北九州市方面、熊本県方面、宮崎県方面へと短時間でアクセスできます。

U・Iターン希望者に嬉しい大分県の移住支援策とは

宝島社発行「田舎暮らしの本」で発表された、2020年版 第8回「住みたい田舎ベストランキング」において、上位を独占した大分県。移住希望者にとって大分県が魅力的に映る理由のひとつが、県と市町村が力を入れる移住支援事業です。
県内外またはオンラインで移住相談会を開催したり、移住・交流ポータルサイトを立ち上げたり、積極的に移住情報を発信しています。
移住者が空き家を改修して活用すると、購入費用や改修費用、仲介手数料などの補助金が出る市町村や、引っ越し費用の補助や移住奨励金が支給される市町村もあるので、県内へ移り住むなら確認をお忘れなく。

観光客にも地元民にも愛される大分県のおすすめスポット&グルメ

大分県といえば、日本で一番源泉数と湧出量が多い「おんせん県」。ここでは、大分県の代表的な温泉と人気のグルメをご紹介します。

別府温泉
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湧出量も源泉数も日本一の別府温泉。300以上の温泉施設があり、蒸し湯や泥湯、砂湯などの変わった温泉も楽しむことができます。

泉質は単純温泉から炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、硫黄泉、酸性泉などさまざまで、その日の気分や体調によって選び放題なのも別府温泉ならではの魅力です。
別府温泉での観光といえば、地獄めぐり。海地獄、血の池地獄、白池地獄などの「地獄」を周遊してみましょう。

湯布院温泉
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湯布院温泉は、別府温泉に次いで全国2位の湧出量を誇る温泉郷です。単純温泉の由布院と塩化物泉の湯平という、泉質の異なるふたつの温泉があります。
「東の軽井沢、西の湯布院」とよばれるほど人気の避暑地で、ショッピングやグルメ、アート施設が充実しています。町歩きをしたあとは、由布岳のふもとの四季折々の美しい自然を眺めながら露天風呂につかり、日々の疲れを癒しましょう。

大分グルメ「とり天」
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鶏肉をよく食べることで知られる大分県民のソウルフードといえば、とり天です。別府市内にあるレストラン「東洋軒」が発祥とされ、現在では県内の多くの飲食店や弁当店の定番メニューとなっています。
鶏のもも肉や胸肉に下味をつけ、てんぷら粉でサクッと揚げたあと、ポン酢と練りからしをつけて食べるのが一般的。店によって異なる下味やたれの違いをお楽しみください。

移住先として注目が集まる大分県まとめ

豊かな自然と全国一の温泉が魅力の大分県は、積極的な移住支援が功を奏して、移住先としての人気が高まっています。
自然に恵まれた土地を活かした農業・水産業・林業など昔からある産業のほかに、近年は自動車産業や半導体産業の企業集積が進んでいて、移住後の働き口には困りません。
とはいえ、いきなり移住するのは勇気がいりますよね。まずは、大分県での仕事や生活について相談できるサポートを利用してはいかがでしょうか。希望があれば、仕事だけでなく住まいも手配してくれるので安心です。まずはお気軽にご相談ください。