2021.09.29

新潟県

お米の収穫量日本一!安定した就職率も魅力。新潟県の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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「新潟」と聞いて、米どころをイメージする人は多いのでは?まさにその通りです!農林水産省の調査によると、2020年お米の収穫量が最も多い都道府県は2位の北海道に大きく差をつけ、新潟県が1位!日本一多く購入されているという銘柄「コシヒカリ」は新潟県魚沼産が有名で、毎年「特A」ランクを獲得しているブランド米として人気です(※1)。
移住人気も高く、都道府県別の移住相談件数は全国2位(※2)。その理由を支えるのは、労働環境の良さにあります。新潟県の有効求人倍率は1.68倍で、全国平均よりも高い水準をキープ(※2)しています。中でも正規雇用率が高く、新潟市は20代、30代ともに政令指定都市の中でトップ10入りしているんです(※3)。さらに注目したいのが女性の育児休暇取得率。何と95.7%と、全国平均の82.2%を大きく上回る数字となっています(※4)。
新潟県の労働環境が安定しているのは、やはり稲作のおかげ。農業だけでなく、技術開発や運送、小売業などその周辺産業が発展していることから、生きた求人が多いのですね。
もちろん住みやすさもお墨付き!夏は海、冬はスキーに温泉と、自然の恵みを存分に楽しめるアクティビティが充実しているのも新潟の魅力です。現地スタッフが愛してやまないおすすめポイントを徹底解説します!

(※1)一般社団法人JC総研「主に購入・入手するコメ品種」2018
(※2)新潟労働局職業安定部職業安定課|労働市場月報
(※3)新潟県ホームページ「雇用形態の動向」
(※4)厚生労働省「育児休暇取得率」2019

4つのエリアで異なる、個性豊かな暮らしのスタイルが魅力!
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新潟県ってこんなところ

新潟県は日本海のちょうど真ん中くらいに位置し、南北に長く広がっています。その海岸線の長さは東海道新幹線の東京〜名古屋間に相当するほど。面積は意外に大きく、全国で5位。南側から、上越市を中心とした「上越」、長岡市がメインの「中越」、新潟市がある「下越」、さらに「佐渡」と、大きく4つのエリアに分かれます。ちなみに、南側から上越なのは、古都、京都から見た順番になっているから。
新潟県の大きな魅力は、4つのエリアごとに個性的なライフスタイルを楽しめるところ。妙高市や糸魚川市など、観光産業が活発な上越。NHK連続テレビ小説「こころ」の舞台にもなり、昔ながらの産業や山深い温泉地が残る中越。政令指定都市の新潟市を中心に、生活利便性の高い下越。そして風光明美な佐渡。それぞれにはっきりとした土地の特徴があります。
地域ごとに多彩な表情を見せてくれる新潟県は、楽しみがたくさん。インターネットメディアgooが発表した「もっと評価されるべきだと思う都道府県ランキング」でも堂々の1位に輝いており、これからの注目度はもっと上がりそうです。

新潟県の人って、こんな人!

新潟県は日本一の米どころ。米は苗づくりから始まり、生育、収穫、出荷までほぼ1年間の農作業が必要な重労働。山間の豪雪地域を切り開き、水田を育んでおいしい米を作ってきた新潟県の人たちは、勤勉で忍耐強い性格といわれます。戦国時代には「越後の兵は全国でもっとも精強」といわれた通り男性はたくましく、「女房にするなら新潟女」というほど、女性は家庭的な気質が受け継がれているのだとか。
一方で海に面し、のびやかでおおらかな風土があり、移住者には寛容。農業や観光など、地元ならではの産業が発達しているので、特に働く意欲のある若い世代の移住は歓迎される傾向が高いです。
そして、おいしいお米が育つ場所には、おいしい日本酒がつきもの。新潟の人たちは男女ともにとにかくお酒に強い人が多い!お酒好きならぜひ、新潟の日本酒を囲んで地元の人たちと交流してみるのはいかがでしょうか。

北陸の玄関口として、多様な交通手段が選べる。佐渡も実は近い!

新潟県は、上越・北陸の2つの新幹線、国内外との表玄関である新潟空港、県内外をつなぐ高速道路など、日本海側の交通拠点として充実した交通ネットワークがあります。特に東京からはアクセスがよく、上越新幹線を利用すれば最短1時間20分ほどで新潟入りすることができます。
遠いイメージがある佐渡へも実はアクセスがいいんですよ。新潟駅から路線バスかタクシーで15分ほどの「新潟港佐渡汽船ターミナル」からジェットフォイルで65分。つまり東京から最短3時間ほどで佐渡へ行けるというわけです。
空の便は新潟空港から札幌、名古屋、大阪、福岡を結ぶ便が運行。空港からは、リムジンバスで新潟駅まで約25分と好アクセスです。
県内の移動は高速道路、鉄道ともに整備されているものの、南北の距離が長いので意外に時間がかかります。県内移動には計画的なプランが必要なことも覚えておきましょう。

現地スタッフが推す!新潟県に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

新潟県は、海あり山あり街ありと、まさにお楽しみスポットがたくさん。北陸の玄関口として東京だけでなく、隣県からも多くの観光客が訪れる立地なので、観光業が盛んなのです。観光客にも地元県民にも愛される、おすすめスポットをご紹介します!

北陸最大のお魚市場「寺泊」で、海の幸を思いっきり楽しもう!
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日本海を臨む新潟の食を支えるローカルマーケットのひとつ、寺泊の「魚の市場通り」。新鮮な地物はもちろん、全国の海産物が大集結しており、通称「魚のアメ横」と呼ばれています。その歴史は1974(昭和49)年にさかのぼりますが、縁日のようなにぎわいで、県内外から多くの人たちが訪れる一大お魚マーケットとなっています。
ここの醍醐味は、豊富な魚介類が買えることはもちろん、その場でさばきたての海の幸をいただけるところ。サバやイカなどを串に刺して焼き上げた「浜焼き」は、まさにとれたての味そのものを楽しめるごちそうです!ビールや日本酒を片手に味わってみませんか?

温泉&スキー天国! 由緒あるゲレンデと温泉で、一日中レジャーが楽しめる
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インターネットメディア「WAmazingSnow」の調査「スキー場が多い都道府県ランキング」によると、新潟県は長野県、北海道に次いで3位。スキー場は各地の土地の個性が出やすい施設ですが、新潟県は、スキーブームの火付け役として有名な「苗場スキー場」を始め、「GALA湯沢スキー場」など全国で有名な老舗スキー場が多いのがポイント。ゲレンデとしても、レジャー施設としても成熟しているので、レベルに合わせたコースが充実していたり、子ども連れでも楽しめるサービスが手厚かったりと「かゆいところに手が届く」観光地として人気なのです。首都圏から日帰りでも行くことができる距離感も手伝って、県内外から多くのスキーヤーを受け入れるスクールもたくさんありますよ。
また、新潟県のスキー場にはホテルや旅館、日帰り温泉が隣接し、スキーと温泉をセットで楽しめるインフラが整っているのもうれしいポイント。移住したら、休日はスキー&温泉三昧ですごすのもいいかもしれませんね!

上杉謙信の大好物!?笹の船に乗った、かわいいひとくちサイズの郷土寿司
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全国各地にさまざまな作り方がある「笹寿司」。新潟の笹寿司は、その小さな船のような形が特徴です。酢飯の上に好みの具材を乗せ、ひとくちサイズに仕上げるのが新潟式で、山間部ではわらび、たけのこ、ぜんまいといった山菜や野菜に卵を、海沿いでは鮭やひじきなど、海産物があしらわれます。豊かな自然に恵まれた新潟の幸をあらわす郷土料理ですね。
そのルーツは戦国時代にさかのぼるそう。上杉謙信が武田信玄との戦の際に、山奥で器の代わりに笹にご飯を盛ったことがはじまりと言われています。移住したらぜひ、自分好みの笹寿司を作ってみてはいかがでしょうか。

移住者に人気の新潟県の魅力まとめ

新潟県は、北陸の玄関口として多くの人が出入りすることから「人の風通しがいい」と言われています。また、稲作に支えられた経済の安定性、つまり仕事という生活の支えがしっかりしていることからも、いわゆる田舎暮らしではなく、働きながら生活環境も充実させ、長く暮らしたい人からの移住相談が多いというのも納得です。

また、新潟県は働き方のスタイルが多様なのも注目すべきポイント。稲作やその関連事業は1年を通じて忙しい仕事ですが、その間をぬってカフェやバーを開いたり、デザイナーやプログラマーとして首都圏とリモートでお仕事をする若者がとても多く、新潟に移住を検討している人のモデルになっているんです。「いきなりどっぷり地元の仕事につく」という働き方が不安な人は、まずはこうした副業を交えて新潟暮らしを体験してみるのもありかもしれません。
新潟県は他の都道府県に比べ、移住の金銭的サポートが充実しているとも言われています。詳しいことは、現地スタッフが移住をとことんサポートできるアウトソーシングにぜひ一度ご相談ください。住居付きのお仕事で「お試し移住」をすることもできますよ!