2021.10.06

岡山県

温暖な気候を活かしたグルメとものづくりの街!岡山県の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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昔ばなしの桃太郎のふるさとである岡山県は、1年間の降水量1mm未満の日数がもっとも多いことから、「晴れの国おかやま」と称されています。瀬戸内海に面し、温暖で明るい印象を持っている方も多いのではないでしょうか?瀬戸内海の海の幸、太陽の恵みをいっぱいに受けた果物など、名産品も豊富で、グルメを楽しめるイメージもありますよね!
そんな岡山県は移住先としても大人気で、月刊「田舎暮らしの本」(宝島社)による「移住したい都道府県ランキング2021」では第7位にランクイン。西日本では沖縄県に続く第2位で、多くの人が住む場所としての岡山県に魅力を感じているようです。
そんな人を引きつける岡山県の魅力は、どこにあるのでしょうか?現地スタッフが、岡山県の知られざる魅力とおすすめポイントを徹底解説します!

古くから交通の要所として、製造業が発達!
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岡山県ってこんなところ

岡山県は中国地方の東部に位置し、東は兵庫県、西は広島県に接しています。さらに北は山陰地方、南は瀬戸内海を挟んで四国地方に接していて、古くから交通の要所になっていました。県の北部は中国山地、中部は吉備高原などの丘陵地、南部は平野と瀬戸内海沿岸と、土地の特徴が大きく分かれています。同時に気候も、北部は積雪量の多い山の気候、南部は降水量が少なく温暖な瀬戸内海気候に分けられます。
南部の岡山市と倉敷市は合わせて約120万人が住んでいて、岡山県人口の約60%がこの2市に集中しています。商業施設やオフィスビルが立ち並ぶ規模の大きい都市で、この2市では都会的な暮らしを送ることができます。一方、その他の地域は、中心地でも程よい規模の街が多く、のんびりした暮らしを満喫することができます。
産業は、温暖な気候を活かした農業、瀬戸内海の海の恵を受けた漁業が盛んです。製造業が盛んなものづくりの県でもあり、特に臨海の水島工業地帯は、石油、化学、鉄鋼など幅広い分野の大企業が集積しています。また、繊維製品も全国トップクラスの生産量で、特に学生服は国内の5割以上を生産。また、児島地域で作られているジーンズは、メイドインジャパンのジーンズとして、高いブランド価値を誇っています。このように、岡山は特徴がある付加価値の高い企業が集積していることから、経済の基盤がしっかりしています。それを裏付けるように、製造業関連や物流業の求人を中心に、岡山県の有効求人倍率は2.02倍と全国平均を大きく上回り、全国で第4位の高水準となっています(※1)。
また、岡山県が移住先として人気を集めているのは、「安心して暮らせる」点も理由のひとつ。温暖な気候で自然災害が比較的少ない上に、医療面も充実していて、人口10万人あたりの医師数は全国4位(※2)。防犯ボランティア団体構成員数は全国トップ(※3)で、地域をあげて安全な街づくりに取り組んでいます。

(※1)厚生労働省「一般職業紹介状況」2019
(※2)厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師調査」2019
(※3)総務省「人口推計」2018

岡山県の人って、こんな人!

岡山は教育熱心で、江戸時代から寺小屋の数が多く、今も人口10万人あたりの大学数は全国3位(※1)で、都道府県立図書館の個人貸し出し数は第1位(※2)です。豊富な知識に裏打ちされた合理的な考え方をする人が多く、商才に恵まれた人を多く輩出しています。シビアに物事を判断し、完璧主義の傾向があるとも言われています。そのため、岡山の人は計算高いと言われることもありますが、温暖な気候に恵まれていることもあって、細かいところまでうるさいタイプではなく、根本的にはおおらかな人が多いのも特徴です。
また、岡山には伝統的な行事や工芸がたくさん残っていて、古いものを大切にしていますが、理論的な考え方ができる気質なので、先進的なものや目新しいものも、合理的だと思えば積極的に取り入れてきました。いわゆる田舎の地域でも、インターネットやデジタルツールを積極的に活用している人が多いです。そのため、移住者に対しても、合理的に考えることができるため、問答無用に排除するようなことはありません。積極的に地域の役割をこなせば、あっという間に溶け込めるでしょう。

(※1)文部科学省「学校基本調査」2019
(※2)日本図書館協会「日本の図書館」2018

鉄道でも道路でも空路でも。どこに行くにもアクセス充実!

岡山県は古くから山陽地方の交通の要衝だったこともあり、県外への交通網が充実しています。新幹線が県を横断していて、岡山駅から大阪まで約45分、名古屋と福岡へは約1時間40分、東京へは約3時間10分で到着します。県内もJR山陽線が県南部を横断し、内陸部も津山線、伯備線などが通っています。
道路のアクセスも充実。県南部を山陽自動車道、中部を中国自動車道が横断し、山陽方面には米子自動車道で向かうことができます。県内各地と近隣県を結ぶ道路事情も整っていて、瀬戸大橋を渡れば、四国へもクルマであっという間です!
空路は、岡山桃太郎空港から羽田、新千歳空港、那覇への定期便が運行され、韓国や台湾などのアジア方面にもアクセスできます。羽田までは約1時間10分、新千歳空港までは約1時間50分で到着します。空港までは、岡山駅から約30分、倉敷駅から約35分でつなぐリムジンバスが運行していますが、自家用車での移動も便利。駐車場は一部を除いて無料です。

現地スタッフが推す!岡山県に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

岡山県は古代吉備文化の発祥の地でもあり、県内に観光スポットが盛りだくさん。山、海、川のアウトドアを楽しめるスポットも充実していて、刺激的な休日を過ごすことができます。瀬戸内海の海の幸や、晴天が続く温暖な気候の恵みをいっぱいに受けたグルメも味わい尽くしましょう!

洗練された「洋」の雰囲気も感じられる城下町「津山」
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岡山駅からJRで1時間ほどの津山市は、津山城の城下町として発展してきました。そのため、情緒あふれる街並みが残っています。
日本三大平山城のひとつ「津山城」は、鶴山公園としてさくら名所100選にも選ばれるほどの桜の名所。地上から45mに及ぶ立派な石垣が当時の面影を残していています。
城東地区の街並みは、なまこ壁や虫籠窓(むしこまど)など、当時の町家の風情をそのまま残しています。ひとつひとつ名前の付いた小さな路地にも、城下町の名残が感じられ、のんびり歩くと江戸時代にタイムスリップしたような気分に!江戸時代初期に津山藩主により作られた「衆楽園」は、廻遊式の庭園で、四季折々の表情が楽しめます。
また、津山藩は多くの洋学者を輩出しているように、洗練された洋の雰囲気があるのも津山の魅力。宇田川榕菴(うだがわ・ようあん)は、現在私たちが日常的に使っている、「花粉」「圧力」「酸素」などの言葉を作り出した人で、コーヒーのことも漢字で「珈琲」と表しました。そのため、今でも「珈琲」へのこだわりが強い地域。自家焙煎珈琲を提供するお店も多いので、お気に入りの一杯を探してみてはいかがですか?

瀬戸内海に浮かぶ「北木島」は、ダイナミックな景観の「石の島」
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JR倉敷駅から電車で30分のJR笠岡駅から15分ほどで到着する伏越港。ここから美しい瀬戸内海を眺めながら船に乗ると約1時間で、お笑いコンビ「千鳥」の大悟さんの故郷である「北木島」に到着です。北木島は「石の島」として日本遺産にも認定され、採掘された石は靖国神社の大鳥居、東京駅丸の内駅舎など、日本のランドマークとなる多くの建築物に使われているほどなんです!
島のあちこちにある石切場は、どこも迫力満点。「北木のベニス」と呼ばれる船着場は、時間帯によって水位が変わり、岩壁の反射や光の加減によって鮮やかな青緑のグラデーションが水面に描かれます。石の島らしく、船着場の周囲には切り出された石が美しく積み上げられ、ここでしか見ることができない光景が広がります。
島内の移動は、瀬戸内海の風を気持ちよく感じることができる自転車がおすすめ。レンタサイクルの利用はもちろん、船に手荷物として自転車を積んでのサイクリングもおすすめです。

「フルーツ王国おかやま」で、次世代フルーツをとことん堪能しよう!
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温暖な気候を活かして、岡山では高品質で、付加価値の高い農業が行われています。その中でも岡山といえば、やっぱり果物!先進的な感覚がある岡山県民の気質もあり、いち早く次世代フルーツの生産に取り組んでいます。
まずは「桃太郎」の故郷に来たからには、「白桃」はまっさきに味わいたいフルーツ。高級品種の「清水白桃」は、上品な色合い、なめらかな食感で贅沢感がいっぱいに詰まった桃です。また、ぶどうは新たな品種が次々と登場しています。透き通るようなエメラルドグリーンで芳醇な味わいの「マスカット・オブ・アレキサンドリア」、”大粒””種なし””甘い”と三拍子そろった「ピオーネ」、さらには「オーロラブラック」「シャインマスカット」「紫苑」「瀬戸ジャイアンツ」など、個性豊かなぶどうの食べ比べが楽しめます。
また、岡山市ではこれらのフルーツを活かし、「フルーツパフェの街おかやま」としてPRをしています。味も見た目も個性豊かなフルーツパフェを提供しているお店がたくさんあり、季節によってトッピングされるフルーツが変わるのも楽しみです!

移住者に人気の岡山県の魅力まとめ

水島臨海工業地帯を始め、規模の大きな工業団地が県内に点在する岡山県は、有効求人倍率の高さが示すように経済的に活気のある県。岡山県は古くから交通の要所で、アクセス面がしっかり整備されているので、今後も企業誘致が進んで、ますます発展しそうなポテンシャルがあります。移住を考える時に、仕事面で心配がないのは大きな魅力になりますよね!
さらに、自然の恵みを活かしたグルメやアウトドアアクティビティを楽しめるところも、移住先として人気を集める理由。岡山県は工業地帯と農地がごく近くにあることも特徴で、工業地帯でありながら環境保持に力を入れていることも、安心して暮らせるポイントのひとつになっています。

そんな魅力ある岡山県ですが、いきなり住まいも仕事も決めて移住をするのは、遠方からだと大変です。さらに、まとまった額の資金が必要となるので、後から「こんなはずではなかった」と後悔するのは避けたいですよね。そんな移住へのリスクを減らしたいときに頼りになるのは、やっぱり実際に住んでいる地元の人の声。アウトソーシングなら、現地スタッフが住まいのこと、仕事のこと、何でも相談に乗ります。移住資金に悩んでいる方には、住まい付きのお仕事で「お試し移住」をする手もあります。住まい付きならば、移住にかかる資金をぐっと抑えることができますし、住んでみて分かる地域の情報を手に入れることもできます!
岡山県に興味があるなら、ぜひ一度アウトソーシングにご相談ください!