2021.10.06

秋田県

食料自給率2位、持ち家住宅率1位の住みやすさが自慢。秋田県の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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おいしいお米に魚介類、新鮮な野菜。食べものがおいしいイメージがある東北地方ですが、秋田県も例外ではありません。農林水産省の調査(※1)によると、秋田県は食糧自給率が全国2位。1位の北海道は、土地や海の広さからして例外として、本州では1番なんですよ。
秋田県の美食を支えるのは、奥羽山脈に代表される山々がもたらす雪解け水と、米代川、雄物川、子吉川の3大河川の流れにより運ばれて堆積した肥沃な土壌。きれいな水と土に育まれた秋田の農林水産業は、県が日本に誇るブランドです。
また、そのきれいな水と雪深い気候は、作物だけではなく「美肌」も育んでいます。ポーラ化粧品による「美肌県グランプリ2020」にて、秋田県は美肌県第2位!「秋田美人」とよく言われるように、色白でキメ細やかな秋田女性の肌は、地元の気候風土のおかげなんですね。
私たちにこうした恩恵をもたらしてくれる自然に感謝し、美しい環境をずっと保つために、秋田県ではエコな暮らしづくりにも取り組んでいます。例えば風力発電の導入量、地熱発電の導入量は日本一(※3、4)。日本だけでなく、世界へ誇れる環境保護の試みが、いちはやく進められています。
さらに、秋田県は住環境も充実。総務省の調査によると、秋田県は持ち家率が全国1位!「一戸建て率」「一人当たり居住室の畳数 」も同じく1位ですから、秋田県に移住したら、広々とした一戸建てで暮らすのも、夢ではないかもしれません。このように、「安心できる住みやすさ」が自慢の秋田県。その魅力について、現地スタッフがおすすめポイントを徹底解説します!

(※1)農林水産省「都道府県別食料自給率(概算値)」2020
(※2)総務省統計局「住宅・土地統計調査」2020
(※3)一般社団法人 日本風力発電協会2020
(※4)一般財団法人 火力原子発電技術協会HP「日本の地熱発電所一覧(1,000kW以上)」に山葵沢発電所加算

重要無形民俗文化財数が日本一!趣のある街並みで暮らす楽しみ
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秋田県ってこんなところ

文化庁の調査(※1)によると、秋田県に現存する「重要無形民俗文化財」の数は17件で全国1位。重要無形民族文化財とは、衣食住、生業、信仰、年中行事などに関する風俗慣習、民俗芸能、民俗技術など「人々が日常生活の中で生み出し継承してきた無形の民俗文化財」のうち、特に重要として国が指定したもの。秋田県では「男鹿のなまはげ」「六郷のカマクラ行事」「花輪ばやし」などが選ばれています。アキアでは、生活に密着した伝統文化とともに暮らしていることがわかりますね。
秋田県は大きく「県北」「県央」「県南」エリアに分かれます。県北は世界遺産として有名な白神山地や十和田湖がある風光明美な地域。県央は県の経済を担う市街地で、利便性が高いエリアです。県南は、秋田の名産とも言える酒蔵の宝庫。雪解け水を活かした上品な味わいの日本酒が多く、江戸時代から続く酒造もあります。
日本海に面し、東北地方ならではの日本海型気候が特徴の秋田県。特別豪雪地帯に指定されており、冬はゲリラ的な豪雪や暴風をともなう降雪もあるので、雪と共存する暮らしは覚悟しておいたほうがいいでしょう。でもそのぶん、ウインタースポーツが好きならこの上ないロケーション!寒さが厳しいエリアならではのパウダースノーが長期間楽しめる場所が多いんですよ。
地元の文化を大切にし、ありのままの自然を生かした暮らし方が上手なのが秋田県民。派手さはないけれど、しみじみと地元のことが好きになれる県です。

(※1)文化庁「国宝・重要文化財等都道府県別指定件数一覧」2020

秋田県の人って、こんな人!

「真面目さと遊び心が同居している」と言われる秋田県民。東北の人々は、豊かながら時には厳しい自然環境の中、おおらかというよりはもの静かで用心深い気質と言われますが、秋田県はちょっと違うようです。
江戸時代に秋田藩がお米の生産を奨励し、町の経済に潤いがあった歴史から、秋田県は消費に積極的で新しもの好きな一面があります。「秋田の着倒れ、食い倒れ」と言われるように、流行に敏感で、良いものにはお金を惜しまないところも。
男性は、親分肌で頼られると断れない性格の人が多いようです。流行り物が好きで、少々見栄っ張りなところもあると言われますが、おおらかで優しい男性が多いです。女性は色白の美人が多いのはご存知の通り(笑)。その見た目から一見おっとりした印象を与えますが、芯が強くてちょっとやそっとのことでは動じないたくましさを持ち合わせていると言われます。
東北では珍しいきっぷの良さと、北国で暮らす賢さを持ち合わせた秋田県の人たちは、外から入ってくるモノやコトについてはいたって寛容。移住者に対しても、それぞれの文化背景を尊重し合いながら仲良く接してくれます。

主要都市とのアクセスは空路が充実。東北各地域との行き来は新幹線が便利

県外から秋田県へのアクセスは、空路または神化線が便利です。
まず、東京、名古屋、大阪、札幌とのアクセスは空路がおすすめ。秋田空港からの東京便は平成1日9便(所要時間65分)。大阪便は1日6便(所要時間85分)です。名古屋便は1日2便(1所要時間85分)、札幌便は1日4便です(所要時間55分)。大館能代空港からは東京便(所要時間70分)が1日2便就航しています。
東北地域の往来は、新幹線のネットワークが使いやすいです。東京からはもちろん、福島、山形、仙台、盛岡、青森と直通しています。
また、秋田県らしい交通ルートは海路。北海道苫小牧と、新潟との定期便は、時間がかかるものの風情があるので一度は楽しんでみたいですね。

現地スタッフが推す!秋田県に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

秋田県の良いところは「秘境らしさ」。アクセスは至便とは言えませんが、それだけに地元ならではの文化を残す温泉やイベント、ローカルグルメがあり、わざわざ行きたいと思わせる魅力があります。移住したらぜひ堪能したい、秋田ならではのスポット&グルメをご案内します!

地元だからこそ通いたい!東北屈指の秘境「乳頭温泉郷」
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十和田・八幡平国立公園の乳頭山麓に点在する七湯の総称「乳頭温泉郷」。趣きの異なる七つの宿は独自に源泉を持ち、合計して十種類以上の温泉が楽しめます。また、乳頭温泉の湯めぐりは万病に効くと言われています。
ブナの原生林に囲まれた澄んだ空気を吸いながら露天風呂につかれば、身も心もリフレッシュできそう。アクセスは、秋田駅より鉄道で約1時間、車なら秋田市内から1.5時間とちょっと距離がありますが、地元からだったらちょっとしたドライブ感覚でお出かけできそう。離れた場所だからこそ味わえる秘湯です。

まるで映画のワンシーンみたい。かわいいローカル線「秋田内陸縦貫鉄道」
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秋田の自然や人の温かさを感じることのできる「秋田内陸縦貫鉄道」。鷹巣駅から南下し、角館をつなぐローカル電車は、地元の足としてはもちろん、そのかわいらしい姿が観光客にも大人気です。
ローカル線だからこそ楽しめるイベント列車などの企画も盛りだくさんで、沿線農家のお母さんたち自慢の手料理を味わえる「ごっつお玉手箱列車」や、車内にかわいい秋田犬の写真がいっぱいの「犬っこ列車」をはじめ、往復乗車券&温泉などのお得なパックなどが人気。乗るたびに秋田の旅情を感じられます。
春は車窓からながめる新緑を、夏は日本屈指の滝「安の滝」を眺めて涼を感じられます。秋は「大又川(おおまたがわ)橋梁」からの眺めが絶景!冬は秘境らしい神秘的な雪景色を堪能しましょう。

お米が美味しいからこそ!秋田名物「きりたんぽ鍋」
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通称「きりたんぽ」は、つぶしたごはんを秋田杉の棒に包むように巻き付けて焼いた「たんぽ餅」が原型。これを切って比内地鶏のスープに入れ、鶏肉やきのこ、せり、山菜などと一緒に煮込んだ料理が「きりたんぽ鍋」です。きりたんぽ鍋は秋田県の名物として全国に知られていますが、中でも本場とされるのは大館市と言われています。きりたんぽの発祥については諸説ありますが、その昔、大館・北鹿地方の猟師や木こりが、余り飯を長い棒に握り付け味噌を付けて焼いて食べたのがその発祥だと伝えられています。
発祥の食べ方のように、たんぽ餅は味噌やしょうゆを塗って焼いても、とてもおいしいです。バーベキューに持っていけば盛り上がること間違いなし!
秋田県は言わずと知れた米どころ。おいしい米の味わい方のひとつとして、きりたんぽは今に伝えられています。移住したらぜひ、地元のできたてきりたんぽを味わってみてください。

移住者に人気の秋田県の魅力まとめ

移住をしたいと思う人にとって「田舎らしさ」「自然環境の良さ」は大きなポイント。日本は豊かな自然に恵まれた素晴らしい移住先がたくさんありますが、秋田県はその中でも日本らしい景色や、古来から伝わる伝統的な生活様式が残っている県です。食料自給率が高く、おいしい食べ物がたくさんあることも、とても魅力的です。
また、秋田県は文部科学省の「全国学力・学習状況調査」で、毎年トップクラスの成績となっています。宿題とは別の自主的に取り組む家庭学習の習慣が根付いていること、独自の授業スタイルである探求型授業の定着など、教育環境の良さがその理由と言われ、秋田型の教育を体験しようと県外から短期留学できる制度もあるほどです。子育て中のパパママにとって、移住にともなう学習環境の変化はとても気になるもの。秋田県なら、学力面で心配することなく、子どもを育てることができそうです。

秋田県では、移住を「Aターン」と呼んでいます。Aターンとは、秋田県出身者もそうでない方も秋田へ来てほしいという想いを込めたオールターン(ALL TURN)と秋田(AKITA)、それぞれのAをかけた言葉。秋田市への移住を検討されている方に向けて、オーダーメイド型の移住体験ツアーを実施するなど、ユニークな移住支援も秋田の特徴。移住についてお仕事や住まいで知りたいことがあれば何でも、現地スタッフが移住をとことんサポートできるアウトソーシングに、ぜひ一度ご相談ください。住居付きのお仕事もあるので、「お試し移住」を検討することもできますよ!現地に詳しいスタッフが全力でサポートいたします!