2021.10.06

大阪府

「世界で最も住みやすい都市」第3位!大阪府の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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英誌エコノミストの調査発表(※1)によると、大阪府は「世界で最も住みやすい都市」の3位!指標となる「安定性」「医療」「文化・環境」「教育」「インフラ」の全項目で世界トップクラスの水準を記録し、東京、ニューヨークやロンドンなどの大都市を上回る結果となりました。
その住みやすさは、大阪府民の地元愛にも表れています。ブランド総合研究所の調査(※2)によると「20代が住み続けたい都道府県ランキング」で大阪府は2位。中でも、その意欲度を示すアンケート項目として「ぜひ住み続けたい」と回答した20代の割合は、大阪府が54.3%と、1位の福岡県(50.7%)を上回り、全国1位になっています。
また、同じくブランド総合研究所の調査(※3)の「Uターンしたい人が多い都道府県ランキング」で大阪府は3位。進学や就職で大阪府を離れても、やはり地元へ戻りたいと思う人が多いんですね。
大阪府は、言わずと知れた西日本経済の中心地。古くからその交通・文化の要所として発展を続けながらも、地方らしい個性的な生活スタイルや、地に足がついた地域コミュニティを兼ね備えた「総合的な住みやすさ」が、多くの人を惹きつけています。その魅力について、現地スタッフがおすすめポイントを徹底解説します!

(※1)エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)「2018年世界で最も住みやすい都市」ランキング(世界約140都市が対象)
(※2)ブランド総合研究所「地域版SDGs調査」2021
(※3)ブランド総合研究所「関係人口の意識調査」2021

コンパクトなエリアに、最先端のカルチャーと地元文化が共存
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大阪府ってこんなところ

仕事や観光で、大阪を訪れたことがある人は多いかもしれません。「東の東京、西の大阪」と言われるように、大阪府は名実ともに西日本経済を支える中心。人口は東京都、神奈川県に続き第3位で、GDP(国内総生産)は東京都、愛知県に次いで3位です(※1)。
大阪が西の拠点として発展したのは、瀬戸内海に面し、多くの河川が合流する「水運の重要拠点」として栄えた歴史にルーツがあります。明治時代には「水の都」とも呼ばれ、海外からの貿易船を迎えながら最先端の流行や文化を吸収し、また、豊かな河川は古都京都・奈良とを結ぶ交通の要所として機能し、街に活気を与えました。そんな背景が今の大阪府の発展の源であり、日本を代表する「大阪商人」の気質を育んだのですね。
また、大阪府への移住は「家賃の安さ」も魅力のひとつ。インターネットメディア「OSAKAしごとフィールド」の調査によると、東京で最も家賃相場が高いのは港区で12.56万円。対して大阪はビジネス街である淀屋橋をはじめ、道頓堀やグリコの看板でお馴染みの心斎橋や観光名所である大阪城がある中央区でも6.6万円です。もし12万円代の予算があるとしたら、中央区では築年数3年以内の2LDKに住むことも可能なのだとか。さらに総務省の調査(※2)によると、大阪府の物価水準は「食費」「住居」「被服及び履物」の3項目で全国平均を下回るそう。大都会としての便利さは十分にありながら家賃や物価が安いのは、移住を検討する上で重要なポイントになるかもしれませんね。

(※1)大阪府、東京都の公表資料より抜粋
(※2)総務省統計局「小売物価統計調査(構造編)」2015

大阪府の人って、こんな人!

インターネットメディア「goo」の調査「ノリ良い人多すぎ!と思う都道府県ランキング」によると、大阪府は堂々の1位!(ちなみに2位は沖縄県、3位は東京都)。大阪は日本随一のお笑いの街としても有名ですね。小さい頃から英才教育を受けたかのような笑いのセンスを持ち合わせ、「おもしろい」「オチがある」といった褒め言葉が勲章に!男性はいつも楽しそうで話のテンポが良く、女性は機転がきいて情報のキャッチ力が高い人が多いんですよ。
また、非常に人懐っこい性格も大阪人の魅力のひとつ。街を歩いていて、知らない人に話しかけられるなんていうこともしょっちゅうです。道を聞けば親切に教えてくれたり、それがきっかけでつい長話に……。なんてことも珍しくありません。大阪弁の独特なイントネーションや勢いのいい喋り方から、時にはキツい印象を与えることもありますが、それはキツいのではなく言葉の特徴。言っていることはいたって親切ですから、安心しましょう。
また、家賃や物価が比較的安い大阪ですが、それは「安くないと売れない」という文化が根付いているから。大阪の人たちが非常に盛り上がる話題は「いいものをどれだけ安く買えたか」というもの。大阪で暮らす上で「買い物上手である」ことはひとつの能力であり、生活力の高さを示す基準として自慢できることなのです。
また、東京に並ぶ大都市である大阪府にはもちろん多くの企業があり、大阪へ転勤するサラリーマンを多く受け入れてきた歴史が長いため、移住者にはとても寛容。彼らのフレンドリーな話術に乗っていけば、移住初心者も大阪カルチャーにすんなりなじんでいけることでしょう。

関西交通網の拠点!府内は全域をカバーする鉄道が便利。風情のある水路もおすすめ

大阪府は東京都に並ぶ日本の玄関口。まず空路は伊丹空港から札幌・仙台・東京・福岡・鹿児島・那覇との間に直行便が飛んでいます。また、海外との拠点になる関西国際空港は、成田国際空港、東京国際(羽田)空港同様に、世界の主要都市と日本を結ぶ窓口になっています。
陸路の移動は、鉄道が便利。東海道・山陽・九州新幹線の沿線からは新幹線が、北陸からは特急が整備されており、その際は新大阪駅が拠点になります。ちなみに新大阪駅から東京へは東海道新幹線で約2.5時間です。
一方、市内アクセスのキーステーションになるのが大阪駅です。JR線や地下鉄が大阪市内のほぼ全域をカバーし、近鉄、南海、阪神、阪急などの私鉄電車が府内をくまなく張り巡らせています。
また、隣県へのアクセスも非常に便利。京都、奈良、和歌山、神戸などそれぞれの中心部へはもちろん、ちょっと郊外の町を訪ねるときも大阪を拠点にするといいでしょう。
さらには、フェリーや水上バスといった水路の活用も、大阪らしい移動の魅力。陸路とは違った大阪の景色が楽しめます。

現地スタッフが推す!大阪府に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

コンパクトなエリアに豊富な観光スポットが凝縮。大型テーマパークや水族館などのレジャー施設を始め、関西の笑いを感じられる臨場感ある劇場の数々、また食い倒れの街とも言われるグルメ巡りなど、大阪の魅力は底知らず。全国から訪れる人たちを魅了し続ける、おすすめスポット&グルメをご紹介します!

地元民の心の拠り所!?明治から大阪の街を見つめ続けるシンボル「通天閣」
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「大阪のエッフェル塔」の愛称で地元のシンボルとして君しているのが、明治45年(1912)に建立した通天閣。凱旋門をモチーフとするビルディングの上に建つエッフェル塔風の鉄塔は、高さ64mという当時東洋一の高さを誇ります。「天に通じる高い建物」との意味で、明治初期の儒学者・藤沢南岳により「通天閣」と命名されました。
5階には大阪を一望できる展望台や、足の裏をなでると幸運が訪れるという神・ビリケン像などがあり、年間100万人以上が訪れる観光スポットです。また、通天閣の頂上の丸いネオンは、色の組み合わせで明日の天気を知らせる「光」の天気予報装置でもあるんですよ。白は晴れ、橙は曇り、青は雨です。
地階の通天閣劇場では土・日曜日に落語や漫才が、月曜日には各地方で活躍する演歌歌手のステージが行われており、お気に入りの芸人さんや歌手をお目当てに、ファンが集まります。

大阪の台所!くいだおれ文化を支えるローカルマーケット「黒門市場」
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大阪といえば「くいだおれ文化」。くいしんぼう気質で、おいしくて安いものが大好きな大阪っ子の日常を描いたNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」では、大阪のこうした地元の商店街が舞台になりました。「黒門市場」は、圓明寺という寺の黒い門の前で開かれたいたことから名付けられ、江戸時代には魚商人が集まり活気に溢れていたという、まさに市民の台所。現在は魚、肉、野菜からお菓子、日用品まで、200店近いお店が軒を連ねる、大阪最大の商店街です。特にフグやクジラ肉を扱う店が多いのは大阪ならでは!
肉専門店のコロッケやマグロ専門店のマグロ丼、海鮮焼きなど、厳選した食材を使ったグルメもおすすめ。その場で食べることができる店も多いので、食べ歩きをしながらお買い物を楽しめます。

本場の味は感動の美味しさ!毎日食べたい「粉もん」
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Jタウンネットの調査「ご当地グルメが美味しそうな都道府県」ランキングによると、大阪府は北海道、福岡に次いで3位。大阪の食い倒れ文化を象徴する結果ですね。
中でも、お好み焼きやたこ焼きに代表される「粉もん」は、その代表格。タウンページの調査によると、日本で一番たこ焼き店が多い都道府県はやはり大阪府なのだとか。大阪のソウルフードとしても有名な「粉もん」グルメは、街のあちこちに専門店を見つけることができます。
また、地元っ子はお好み焼きやたこ焼きを焼くのがとても上手!現地のお友達ができたらぜひ、家庭料理としての粉もんをごちそうになりたいもの。それぞれに粉の分量や具材の切り方、味付けなどにこだわりがあり、お店ではお目にかかれない美味しさが楽しめるはずですよ。
ちなみに、大阪で「イカ焼き」と言えば、イカの姿焼きではなく、お好み焼きの生地にキャベツの代わりにイカを入れ、鉄板でプレスして香ばしく焼いたものを指します。このように、大阪には独自の粉もんグルメがいっぱい。「キャベツ焼き」「ネギ焼き」「モダン焼き」など、地元ならではのローカルな粉もんがたくさんあるので、お気に入りを探してみてはいかがでしょう?

移住者に人気の大阪府の魅力まとめ

大阪府は関西の拠点として東京と並ぶ経済規模を誇りながら、歴史を感じる建造物や、エンターテイメント&商業施設、昔ながらの住宅街などがコンパクトなエリアに共存。仕事や生活インフラに困らない便利さがありつつ、ホッとするローカルな雰囲気も兼ね備えています。
また、大阪は通勤ラッシュが比較的少ないことも働きやすさのポイント。関西圏には大阪以外に京都や神戸といった主要都市があり、人の流れが分散することが要因です。混雑した満員電車に毎日乗るのはとても大変。都市に暮らしながら通勤のストレスが減るのは、移住を検討する上で大きなポイントになりそうです。「東京ほどの大都市で暮らすのは疲れそうだけれど、いきなり田舎暮らしをするのも不安がある」という人には、大阪暮らしがちょうどいいかもしれませんね。
さらに、観光や出張と違い、移住は暮らしそのものですから、仕事と同じくらいに物価は気になります。そこは、今回ご紹介したような、衣食住が手頃に揃う大阪の“お買い得感”は見逃せません!
大阪について他にも気になることや、ご相談があれば、現地スタッフが移住をとことんサポートできるアウトソーシングにぜひ一度ご相談ください。住居付きのお仕事もあるので、「お試し移住」を検討することもできますよ!現地に詳しいスタッフが全力でサポートいたします!