長崎県

長崎県は、「産業革命遺産」「潜伏キリシタン関連資産」の2つの世界遺産を始めとして、異国情緒あふれる街並み、世界新三大夜景にも数えられる夜景、複雑な地形から生まれる絶景など、見どころがいっぱい！海外旅行客も多く、日本でも有数の観光地です。
さらに最近は、住む場所としても注目を集め始めています。過ごしやすい温暖な気候、多彩な海の幸など環境に恵まれ、近年は先進的な製品を生み出している大手メーカーを中心に、企業進出も盛んです。また、複雑な海岸線や多数の島々があるので、釣りやマリンスポーツが好きな人にとっては、たまらないエリアですよね！ブランド総合研究所による「都道府県魅力度ランキング」でも、常に10位前後と上位にランクインしています。
もちろん、長崎の魅力は他にもたくさんあります！現地スタッフが、全力で長崎県の魅力とおすすめポイントをご紹介します。

長崎県は九州の西部に位置しています。数多くの島や半島があり、海岸地形は複雑で、海岸線の合計は約4,200km。これは、全国の10％以上を占めています。
長崎港は、古くから横浜、神戸と並んで海外との数少ない接点となっていた国際貿易港。鎖国時代は、長崎の出島が唯一海外に開かれた港だったこともあり、長崎は中国や西洋の影響を強く受けていて、独特のエキゾチックな雰囲気があります。横浜や神戸と同様に中華街がありますし、「グラバー園」など西洋建築の名所も数多く残っています。
また、長崎県は、歴史的にも重要な役割を担ってきた対馬や壱岐をはじめ、約600もの島々があります。海岸線が複雑で入江が多く、さまざまな種類の魚が獲れるため、漁業が非常に盛んです。水揚げされる魚の種類は、全国No.1と言われています。また、港が多いことから、長崎市や佐世保市を中心に、古くから造船業が発達しています。水産加工品やそうめんなどの食料品、陶磁器など伝統的な工業も各地で盛んです。
このような伝統的な産業に加え、近年は大村市や諫早市を中心に、半導体や電子部品、ロボット関連産業、航空機関連産業など、新たな分野の企業が次々と進出しています。これに比例して求人も増え、Uターン・Iターンをする移住者が増加中で、特に40歳以下の若い世代の移住が目立っています（※1）。
このように新たな企業の進出と移住者増加が目立つのは、長崎の環境が恵まれているから。長崎県の気候は寒暖差が少なくて温暖。南国のイメージがありますが、実は夏でも35度を超える猛暑日はほとんどありません。また、犯罪発生率も全国で2番目に低い数字（※2）です。病院数や医師数も全国有数の充実度（※3）で、安心して暮らすことができます。
さらに、2022年秋には、西九州新幹線の武雄温泉ー長崎間が開業予定で、今後はさらに観光面でも産業面でも発展していくことは、間違いなし！若い人が多いので出生率も高く、活気にあふれた県です。

（※1）長崎移住ナビ（https://nagasaki-iju.jp/appeal/data）
（※2）警察庁「犯罪統計資料」2019
（※3）厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師統計」2019

日本全体が鎖国の時代にあっても、長崎だけは海外との交流があったことから、長崎県民は新しいものが好きで、先進的、おおらかで好奇心が強い気質があります。また、貿易が盛んだったうえに、温暖な気候と恵まれた漁場で食べるものに困らない、裕福で豊かな土地だったことから、楽天的なところもあります。「宵越しの金は持たない」とばかりに、パッとお金を使ってしまう人が昔から多かったようです。
そんな長崎県民は、面倒見がよく、人の世話をすることが大好き。包容力があり、細かいことにこだわらず、チームワークを大切にする、まさに「理想の上司」です。もちろん、移住者に対しても、好奇心いっぱいに話しかけてくれて、「困ったことがあれば頼りにしろ！」とばかりに世話を焼いてくれるでしょう。思ったことをズバズバと口にする傾向もありますが、それは根本的に「ネアカ」なため。裏表がなく、排他的なところもほとんどないので、移住へのハードルがとても低い県のひとつです。

遠方からのアクセスは、空路が便利。長崎の中心地から約30分の好立地にある長崎空港からは、東京、名古屋、大阪、神戸、那覇への定期便が運行しています。特に東京便、大阪便は本数が多くなっています。東京の羽田空港からは約1時間50分、大阪伊丹空港からは約1時間15分のフライト時間です。また、県内の壱岐島、対馬島、五島列島福江島にも空港があり、長崎空港から定期便が毎日3〜6便運行しています。
九州内の移動は、道路網が発達しているので、高速バスや自家用車での移動が便利。福岡からは高速バスで約2時間半、熊本からは約4時間で到着します。福岡からは鉄道も便利で、特急で約1時間50分です。
長崎県内は、東西にJR長崎本線、南北にJR大村線、松浦鉄道、島原鉄道が走っています。長崎市内の移動は、情緒あふれる路面鉄道がおすすめ！主要な観光地は路面電車の移動で回ることができます。5〜8分間隔で運行していて、どこまで乗っても130円と、便利でお得です。

長崎には2つの世界遺産を始め、見どころのあるスポットがいっぱい。美しい海や多数の島々などが織りなす生み出す絶景も見逃せません！また、日本でも有数の漁場であり、温暖な気候に恵まれた長崎には、味わいたいグルメもいっぱい。移住したら、充実した休日が待っていますよ！

長崎の夜景は、2012年にモナコ、香港とともに世界新三大夜景に選ばれ、さらに2015年には札幌、神戸とともに日本新三大夜景都市にも認定されるほどの美しさ。夜景を楽しめる街は数あれど、ここまで長崎の夜景が絶賛される理由は、長崎特有の地形にあります。
長崎市は長崎港をぐるりと取り囲むように山が連なっているため、長崎市はとても坂の多い街。長崎港を中心の底にしたすり鉢のような地形になっているので、斜面に住宅が建っていることから、光が立体的に見えるのです！また、高台から街並みを見下ろすことができる夜景スポットも市内には多く、場所によって夜景の見え方が違うのも、魅力のひとつ。自宅が高台に立っていると、自宅から夜景を堪能できることもあります。
そんな長崎の一番の夜景スポットといえば、「稲佐山山頂」。ロープウェイで山頂まで登れば、360度の大パノラマで長崎の夜景を見ることができます！

長崎県の中央部に位置する諫早市は、東は有明海、西は大村湾、南は橘湾と三方を海に囲まれ、北には多良岳があります。3つの海からは、豊富な種類の魚介が水揚げされ、家族で楽しめる釣りスポットも点在。もちろん、海水浴などのマリンスポーツも楽しめます。多良岳の森の中にある、大小30もの滝が連なる「轟渓流（とどろきけいりゅう）」は、遠くから水を汲みに来る人も多い名水スポット。マイナスイオンをいっぱいに浴びることができます。
諫早市は、高速道路や鉄道路線が充実してアクセスも便利。鉄道を使えば、長崎までは30分ほど、博多までも1時間30分で到着します。企業誘致も進んでいて、県内有数の工業団地があり、雇用環境は県内トップクラス。ほど良い都市機能と恵まれた自然環境を兼ね備えた諫早は、最初の田舎暮らしの地としてもおすすめです！

長崎県と言えば、おいしい魚介のイメージが強いですよね。長崎県は、三方を海で囲まれ、世界最大級の海流である黒潮から分岐した対馬海流に乗って、さまざまな魚が回遊。また、東シナ海には世界有数の大陸棚が広がり、魚のエサとなるプランクトンも豊富なので、長崎で穫れる魚は身がしまって脂が乗っているのです。
すべての魚がおいしい長崎ですが、その中でもイチオシの魚が「イサキ」です。毎年初夏から夏にかけて産卵期に入り、この時期のイサキは特においしいと言われています。長崎上五島小値賀町のブランドイサキ「値賀咲」は、地元の漁師が一本釣りしたもの。一度食べると、あまりにも他県のイサキと違うので、驚かれると思います。上品な白身で味わい深いコクがあり、刺し身にしても、焼き魚にしても抜群です。ぜひご賞味あれ！

海外との交流が深い歴史がある長崎県は、日本の「和」、中国の「華」、オランダの「蘭」が交わった、独特の「和華蘭文化」が発展してきました。名物の「ちゃんぽん」「皿うどん」を生み出したのも、中華街に住む華流の人々。他県にはない独特のエキゾチックな雰囲気が魅力的なうえに、海に囲まれた海産物などのおいしい食も楽しめるとあって、一度移住してみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
長崎県は企業誘致に積極的で、近年は大手企業の進出も増え、求人は製造業を中心に多数あります。若い世代の移住者が多いので、保育園などの子育て環境の整備にも力を入れているのも、心強いですよね。

しかし、長崎県は広く、複雑な地形をしているので、自治体やエリアによって、住環境が大きく異なります。土地勘がないところに、仕事と住まいを同時に決めて移住をするのは不安なもの。
そんな時は、アウトソーシングにぜひご相談ください！長崎の住まいと仕事に精通した現地スタッフが、全力でサポートします。とっておきの絶景ポイントやグルメスポットもご紹介しますよ！