2021.10.06

栃木県

世界遺産と起伏に富んだ自然環境が魅力!栃木県の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
記事メイン画像
ブランド総合研究所による「都道府県魅力度ランキング2020」で、なんと最下位となってしまった栃木県ですが、その結果に「ありえない!」と疑問の声があちこちから挙がりました。それもそのはず、栃木県は東京の通勤圏内に位置し、世界遺産となった日光を始めとした豊かな自然にも恵まれ、都会と自然を両立した住みやすさに定評があったからです。
それを裏付けるように、県庁所在地の宇都宮市は、東洋経済新報社による「住みよさランキング2020」で人口50万人以上の都市の中で3位にランクイン!さらに「財政健全度」も1位で、財政基盤がしっかりしている経済力の高さも、住みやすさにつながっています。
栃木県は、住めば住むほどに魅力がわかる、奥が深いところ。現地スタッフが栃木県の魅力とおすすめポイントを徹底解説します!

首都圏へのアクセスの良さを武器に、企業誘致を進める
記事画像
栃木県ってこんなところ

関東北部に位置する栃木県は、海に接していない内陸県。そのため、寒暖の差が大きく、夏は湿度が高く高温になりがちで、冬は乾燥したからっ風が吹きます。また、1日の最低気温と最高気温の差が大きいことも特徴的です。しかし、台風や洪水などの自然災害が比較的少なく、山地では積雪もありますが、そこまで量は多くないので、暮らしやすい気候と言えます。
関東平野にある県南部から中央部は東京から60〜100kmほどの距離で、十分に通勤圏内です。東部はなだらかな山々からなる八溝山地で、里山の風景が見られる緑豊かなエリア。益子焼で知られる焼き物の里です。北部から西部は山岳地帯で、世界遺産の街である日光やリゾート地の那須など、風光明媚な観光名所が数多くあります。また、豊富な湯量の温泉があちこちで湧き出し、年間を通して多くの観光客が訪れています。
栃木県は首都圏に近いので、米や野菜などの生産量が多い農業県でもあります。畜産も盛んで、生乳の生産量は北海道に続く全国第2位!産地の那須高原には、新鮮な牛乳やジェラートが食べられる牧場や観光施設がいくつもあるんですよ。
また、最近は地の利を活かして積極的に企業誘致を進め、大手企業の製造部門や研究開発部門の移転が相次いでいます。国内有数の規模を持つ清原工業団地を中心に、大手企業はもちろん、技術力の高い中小企業も集積し、製造業や物流業が発展しているので、首都圏や他の地域から移住する人も増えてきています。

栃木は、子育て環境が充実していることも魅力のひとつ。妊産婦と小学校6年生までの子どもが医療機関にかかった場合は、医療費の自己負担額が助成されます。また、各自治体も独自の子育て施策を打ち出していて、保育園の整備を進め、待機児童はほぼゼロ。また、自然を活かした広々とした公園が整備されているので、のびのびと子育てしやすい環境です。

栃木県の人って、こんな人!

栃木県の高校は、今でも男子校・女子校に分かれている高校が多く、その影響もあるのか、男性はシャイで真面目な人が多いです。逆に、女性はのびのびとして明るく、社交的な人が多いと言われています。
また、栃木弁を売りにした人気漫才コンビがいるように、栃木の言葉には強い訛りがあります。そのため、初対面ではぶっきらぼうで閉鎖的な印象を受けてしまうかもしれません。ですが、栃木はもともといくつもの小さな藩に分かれていたため、歴史的に他者を受け入れたり、力の強い者を受け入れたりして生きてきました。そのため、強いこだわりを持って排他的になるよりは、他者の良いところを積極的に受け入れていこう、という気質があります。外から来た移住者に対しても、とても好意的です。

東京から新幹線で50分!北関東3県ネットワークも強化

栃木県は、鉄道でも道路でも、首都圏と東北を結ぶ役割を果たしています。栃木県を南北に走る東北新幹線に乗れば、宇都宮駅から東京駅まで約50分。東北の仙台駅も約1時間10分で到着します。鬼怒川や日光方面は、東武鉄道で東京の浅草駅と結ばれていて、特急で2時間ほどで到着します。また、道路網では東北自動車道が県を南北に貫き、首都圏と東北を結んでいます。休日には、簡単に日帰りで東京に遊びに行けるアクセスの良さです。
東西方向では、JR水戸線と両毛線が東の茨城県と西の栃木県の北関東3県をつないでいます。道路網でも北関東自動車道が茨城県、栃木県、群馬県を横断しています。このネットワークは、自然を楽しみたい休日に重宝!夏には、茨城県でマリンスポーツを楽しんだり、海の幸を堪能したりできます。冬は、栃木よりも積雪量が多い群馬県のスキー場にもあっという間に到着します!
また、県内の移動も、鉄道、道路網ともに充実。県庁所在地の中心地・宇都宮まで、どのエリアからも1時間もあれば到着できます。宇都宮は商業施設が充実し、買い物や飲食店には困りません。もちろん、名物の餃子の食べ歩きも楽しめますよ!

現地スタッフが推す!栃木県に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

世界遺産にも登録された日光を始め、栃木には歴史や伝統文化を感じられる名所がいっぱい。豊かな自然に恵まれているので、風光明媚な観光スポットも豊富です。また、全国的にも有名な宇都宮の餃子はもちろん、絶品ご当地グルメも楽しめます!

移住先としても注目!世界遺産の名勝地「日光」
記事画像

日本でも有数の観光地である日光。世界遺産にもなっている「日光の社寺」などの歴史的・文化的遺産があり、さらにラムサール条約登録湿地「奥日光の湿原」や鬼怒川など、自然が主役の絶景ポイントが数多くあります。また、鬼怒川温泉、川俣温泉などの温泉地でもあり、一度訪れただけではとても回りきれないほどの見どころがある街です。
実はこの日光市、今は移住先としても注目を浴びています。古い街なので製造業などの優良な老舗企業や、土地柄を活かした観光業などが発展して求人が多いことに加え、子育て環境の整備にも定評があるため。都会にはない四季折々の雄大な自然の中で、子どもをのびやかに育てたい世代には、ピッタリの環境です。さらに、鉄道でも道路でも東京へ2時間程度。宇都宮へのアクセスが良いところも魅力です。

カレンダー片手に名所めぐりはいかが?栃木で「花めぐり」
記事画像

栃木は、四季折々で花の名所があり、県内で花めぐりを楽しめます。まず3月には、佐野市の万葉自然公園でカタクリの紫色の花がいっせいに咲き揃います。次は、桜の季節。市貝町芝ざくら公園では、紫色のじゅうたんのように芝桜が広がります。
4月中旬からは、藤の花。あしかがフラワーパークでは、10万平方メートルの敷地に11種350本以上の藤が花を咲かせます。夜にライトアップされた藤の花は、妖艶で幻想的な美しさです。
5月には那須フラワーパークのチューリップ畑へ。日光の名が付いている山吹色の鮮やかなニッコウキスゲは、6月ごろの霧降高原で見ることができます。
他にも、6月には栃木市太平山神社のあじさい、秋には鬼怒グリーンパークのコスモスなど、花の群生地が栃木県にはいっぱい。カレンダー片手に、栃木の花を訪ねる休日はいかがでしょう?

生産量日本一!甘くてジューシー「栃木のいちご」
記事画像

栃木県は、生産量日本一の座を長い間キープしている「いちご王国」。11月〜5月ごろまで、さまざまな品種のいちごが生産されています。最も多く生産されているのは「とちおとめ」。実が大きく、酸味が少なくてジューシーな味わいが特徴です。最近の注目株は、2014年に開発された「スカイベリー」。とにかく大きくて、1粒60gと鶏の卵を上回るものもあります。大きくて整った形、そしてまろやかな甘さは、もはやフルーツを超えた高級デザートです!
そんなおいしい栃木のいちごを堪能できるのが、いちご狩り。栃木県は県内全域に、いちご狩りが楽しめる農園があります。いちごは、間違いなく採れたてが一番おいしい!新鮮だからこそ味わえるいちごのおいしさを、ぜひ栃木で味わってください。

移住者に人気の栃木県の魅力まとめ

製造業や観光業が発展している栃木県は、都市型の暮らしを楽しめつつ、起伏に富んだ自然も堪能できる県。東京へのアクセスも良好で、自然を堪能しながら、利便性を求める人にとっては理想的な環境です。子育て環境も整っているので、移住先としても人気を集めています。
首都圏と東北を結ぶ交通の要所でもあることから、製造業や観光業、物流業を中心に、仕事も充実しています。自然災害も少ない地域なので、その点の不安を感じることなく移住できることもうれしいですよね。

ですが、栃木はエリアごとに特徴が大きく異なるので、現地の情報が少ないままに移住することは避けたほうが良いでしょう。また、生活利便性は高い県ですが、実際に住んでみないとわからないことも多いですよね。そんな時は、やはり現地の人の情報が重要。わからないことはアウトソーシングの現地スタッフに、ぜひ聞いてみてください!移住の資金に不安がある人でも、住まいのこと、仕事のこと、何でも相談に乗ります。永住する前に、住まい付きのお仕事で「お試し移住」をする選択肢もありますよ!栃木に興味があれば、ぜひアウトソーシングにご相談くださいね。