2021.10.08

香川県

日本一コンパクト!「住み続けたい街」ナンバーワン。香川県の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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日本一面積の大きな都道府県はダントツで北海道。一方、日本一面積が小さい都道府県は香川県ということ、ご存知でしたか?ちなみに2位の大阪府に比べるとそんなに変わらないようにも見えますが、それもそのはず。1987年までは大阪府のほうが小さいとされてきたそうです。地形図の変更等の理由から、今は香川県が日本一コンパクトな都道府県になりました。
小さなエリアに住みやすい環境がぎゅっと詰まっているのが香川県の魅力。大東建託が2020年に行った調査によると、香川県は「住み続けたい街ランキング」1位。その理由として地元の人たちからは「生活に必要なものが15分移動圏内ですべて手に入る」「台風や積雪に縁が無い」といった回答が多かったそうです。生活面での利便性と、比較的災害が少なく、安心して暮らせるところがポイントのようですね。
また、ブランド総合研究所が2020年に行った調査によると、香川県は「生活満足度が高い都道府県ランキング」3位。こちらも、県庁所在地である高松市内を中心とする交通の便の良さや、瀬戸内式と呼ばれる少雨温暖で快適な住環境が理由に挙げられました。
もちろん、地方ならではの自然環境も申し分なし!香川県の魅力について、現地スタッフがおすすめポイントを徹底解説します!

コンパクトな市街地と、全国有数の美しい島々が共存
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香川県ってこんなところ

香川県は、日本で初めて国立公園に指定された瀬戸内海国立公園の中心にあり、四国の東北部に位置しています。北は瀬戸内海をはさみ瀬戸大橋で岡山県と結ばれ、東と南は徳島県に、西は愛媛県と隣接。半月型の地形で、南部には讃岐山脈が、瀬戸内海に面した北部には讃岐平野が広がり、県庁所在地である高松市を中心に、丸亀市、坂出市、さぬき市などの市街地が連なります。
平野部はコンパクトなエリアに街が集まっていて、瀬戸内海沿岸の平地に、生活圏やそれを支えるインフラのほとんどがぎゅっと集中しています。「生活に必要なものが15分移動圏内ですべて手に入る」と言われるゆえんですね。
また、香川県へ訪れる人を魅了するのが、美しい島々です。香川県には24の有人島があり、その多さでは全国5位。いずれも船で約20〜1時間程度でアクセスできるんですよ。香川県の島では小豆島が特に有名です。香川県の県花・県木であるオリーブの一大産地でもあります。日本のオリーブ栽培発祥の地とも言われ、その生産量は全国の収穫量の約91%を占めるほど(※1)!オリーブは他にも土庄町、三豊市などで栽培されており、質のいい国産オリーブはオリーブオイルはもちろん、加工食品や化粧品として全国で人気を集めています。
また、香川県が「讃岐うどん」のメッカであることはあまりにも有名ですね。総務省・農林水産省の調査(※2)によると、香川県は「うどん店舗数」「うどん用小麦粉の使用量」「生うどん・そば(購入)の1世帯当たり年間支出金額」ともに全国1位。名実ともに日本のうどん食文化を支えていると言えますね。おすすめの讃岐うどんの食べ方は、後ほど詳しくご案内します!

(※1)農林水産省「特産果樹生産動態等調査」2018
(※2)総務省「経済センサス−活動調査」2016「家計調査」2018/農林水産省「米麦加工食品生産動態等統計調査」2018

香川県の人って、こんな人!

通称「うどん県」として全国にその名が知られる香川県。瀬戸内式と言われる温暖で天災が比較的少ない土地柄から、香川県民は温和で平和主義が多いと言われています。「自分が、自分が」と出しゃばることなく、人の一歩後ろを行くタイプが多いかもしれませんね。
一方、香川県には「へらこい」という言葉があります。これは「自己防衛力が強く、自分を守る賢さがある」という意味。控えめで人の後ろに隠れているように見えますが、それは自分を守る防衛本能。少し計算高いところがあり「危ない」と思うと消して無茶をせず、さっと引くタイミングの良さを持ち合わせてもいます。逆に、自分にとって利になると思えば、持ち前の人当たりの良さと好奇心で、積極的に物事の中心的な存在になれる人が多いとも言われます。優しい印象を持ちながら意外な策士が多いのが、香川県の県民性です。
また、四国には「讃岐男と阿波女」という言い伝えもあります。これは、結婚するなら優しく穏やかな讃岐(香川県)の男性と、働き者の阿波(徳島県)の女性がいいという意味。自分が働き者という自負がある女性はぜひ、香川県の男性と積極的におつきあいしてみてはいかがでしょうか(笑)。

東京からは飛行機が1日10便以上。大阪・京都からは新幹線が便利

東京、大阪はもちろん、京都や神戸からのアクセスも便利な香川県。玄関口となる高松へは飛行機、新幹線をはじめ、高速バスやフェリーも充実しています。
東京からのアクセスは、空路は羽田空港から香川・高松空港への直行便が、日本航空(JAL)や全日空(ANA)から1日に十数便もあり、約1.5時間で高松空港へ到着します。高松空港は高松市の中心地から15kmほどと比較的近距離にあるため、市街地からアクセスしやすく便利。高松市内への移動は、空港リムジンバス、またはタクシーを利用するとよいでしょう。
新幹線で向かう場合はまず、JR東京駅から博多行きの新幹線に乗り、岡山駅で下車。JR快速マリンライナー・高松行に乗り換えたら、5駅で高松駅に到着です。所要時間は4.5時間ほど。
大阪、京都からは飛行機の便はありません。新幹線や在来線、高速バスを使いましょう。中でも高速バスが意外に安くて便利。大阪・京都からは、四国高速バス、ジェイアール四国バス、WILLER TRAVELなどのバス会社が、大阪ー高松間の高速バスを運行しています。
神戸からフェリーで向かう水路も風情たっぷり。神戸三宮フェリーターミナルから高松東港行きのフェリー「ジャンボフェリー」が出ており、料金は通常1,990円とリーズナブル。4時間ほどかかりますが、時間に余裕がある方や海からの景色を楽しみたい方は、利用してみてはいかがでしょう?

現地スタッフが推す!香川県に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

小さなエリアに全国的に有名なスポットやグルメが集まる香川県。風光明美な景色はもちろん、意外なアートのメッカとしても注目されています。県全体にわたり、派手ではないけれど小洒落た雰囲気が漂うのが香川県の魅力でもあります。移住したら堪能したい、香川ならではのスポット&グルメをご案内します!

雄大な自然の中でアートに触れる。美術館&アートイベント
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香川県は、20世紀を代表する世界的な芸術家や、日本の美術界に偉大な足跡を残した巨匠の作品まで、有数のアートが集まる場所です。
例えば、瀬戸内海を望む豊島唐櫃(からと)の小高い丘に位置し、休耕田となっていた棚田を地元住民とともに再生させ、そのエリアごと美術館の景観として楽しめる「豊島美術館」や、「自然と人間を考える場所」として、2004年に設立された「地中美術館」など、自然景観そのものをアートとして捉えたアートスポットが充実しています。四季ごとにさまざまな表情を魅せてくれるアートの迫力はすばらしく、訪れれば従来の美術館のように「作品を建物の中に保存する」という発想から解き放たれることでしょう。
また、3年に一度開催される「瀬戸内国際芸術祭」は、瀬戸内海の島々を舞台に開催される現代美術の国際芸術祭。次回は2022年に開催が予定されています。

香川県民の心の拠り所。「金刀比羅宮(ことひらぐう)・旧金毘羅大芝居」
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仲多度郡琴平町の象頭山中腹にある金刀比羅宮。古くから「さぬきのこんぴらさん」として親しまれる海の神様です。参道口から本宮までは785段、奥社までの合計1368段にもおよぶ長い石段が有名で、石段沿いには大門、五人百姓、国の重要文化財「書院」などの見どころが多数あり、飽きません。石段を登り、幸福の黄色いお守りをゲットすれば、一生元気に過ごせるかも!
門前町にある「旧金毘羅大芝居」は、天保6年(1835)に建てられた日本最古の芝居小屋。昭和45年に国の重要文化財に指定されました。昭和60年からは「四国こんぴら歌舞伎大芝居」も開催し、毎年春の風物詩としてにぎわいます。舞台装置をすべて人力で動かすスタイルは今も健在。江戸時代の伝統を残しています。

1日一杯じゃすまないかも!?全国からファンが訪れるグルメ「讃岐うどん」
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香川県が讃岐うどんのメッカと言われる理由は諸説ありますが、一説には、平安初期、空海が唐からうどんを伝えたと言われています。ずいぶん歴史が古いんですね。確かに、空海ゆかりの「善通寺」周辺には、人気のうどん店が集中しています。
讃岐うどん最大の特徴は、何といってもコシの強さです!古くから「足踏み」という製法で作られており、足踏みをすることで、うどんの生地がしっかりとこねられて、ねばりのある生地になります。
移住したらぜひチャレンジしたいのが「セルフうどん」。讃岐うどん店のタイプはお店の人が一通りサービスをしてくれる「一般店」、お店に入ったら即注文し、配膳から片付けまで自分で行う「セルフ店」、麺の玉売り卸専門で、自分で丼や時には調味料も持ち込む「製麺所」の3つのタイプに分かれます。その中でも一番多いのがセルフ店。最初は段取りにちょっと戸惑うかもしれませんが、麺と出汁、薬味の組み合わせで自分好みの一杯を仕上げるのは現地ならではのお楽しみ。ぜひ、お気に入りの味を見つけてくださいね。

移住者に人気の香川県の魅力まとめ

香川県は、コンパクトだけに都市部と自然豊かなエリアが整然とすみ分けされ、それぞれを楽しめる街づくりの計画がなされています。住んでみると何をするにも手の届く距離に欲しいものがある便利さを実感できます。
また、香川県への移住は、比較的若い世代が多いのも特徴。香川県の調査によると、移住を希望する世代のうち、約7割が30代以下の若手・子育て世代とのこと!その理由は子育て支援と医療体制が充実しているからです。
例えば子育て面では、NPOによる⼦育て⽀援活動が活発に⾏われるなど、地域全体で⼦育て⽀援に取り組む文化が根付いています。また、6歳未満児の医療費の無料化や第3⼦以降3歳未満児の保育料等の免除をはじめ、さまざまなニーズに対応した保育サービスも充実。地元医療ネットの調査によると、⼈⼝あたりの救急病院数も多いんですよ。自然豊かな環境で安全に子育てをしたいと考える人には、とても良い環境と言えるのではないでしょうか。
穏やかな自然環境と、豊かな感性が磨かれそうなアート文化、そしておいしい地元グルメ。香川県に移住したら、心身ともに豊かな生活が送れると思います。移住についてお仕事や住まいで知りたいことがあれば何でも、現地スタッフが移住をとことんサポートできるアウトソーシングに、ぜひ一度ご相談ください。住居付きのお仕事もあるので、「お試し移住」を検討することもできますよ!現地に詳しいスタッフが全力でサポートいたします!