2021.10.08

福井県

堂々の「幸福度日本一」!福井県の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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日本総合研究所が分析した「全47都道府県幸福度ランキング2020」で、幸福度ランキング第1位に輝いたのは、福井県!この調査は2年に1度行われていますが、福井県は4回連続で1位になっています。実は福井県は産業が盛んで所得が高く、持ち家比率も全国有数。恵まれた経済環境と、安心の子育て環境もあり、出生率も全国で4番目の高さと、不自由なく幸せな家庭を築ける県なのです。
しかし、その一方で、ブランド総合研究所による「都道府県の魅力度ランキング2020」では、福井県は下から4番目の44位!まだまだ福井県の魅力は知られていないようです。
そこで今回は、現地スタッフが福井県の魅力とおすすめスポットをご紹介!「幸福度日本一」の理由を、解き明かします!

国内外トップシェアを誇るオンリーワン企業が集結!
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福井県ってこんなところ

福井県は北陸地方の南西に位置しています。距離的には東日本よりも関西に近く、大阪や京都などの関西圏の影響を強く受けている地域です。北は日本海に面し、西から京都府、滋賀県、岐阜県、石川県に囲まれるように接しています。
福井県は木の芽峠を境に、大きく2つに分けられ、石川県寄りは嶺北地方(越前地方)、京都府寄りは嶺南地方(若狭地方)と呼びます。嶺北地方は福井市を中心として、断崖絶壁で知られる東尋坊など、日本海の荒波が作り出したダイナミックな海岸線が特徴的です。嶺南地方は敦賀市を中心として、敦賀湾や若狭湾など比較的穏やかな海があり、美しい水質の海水浴場が広がっています。
気候は日本海に面しているので寒いイメージがありますが、緯度的には北部でも埼玉県と同じくらいなので、気温はそれほど低くありません。冬は曇りや雪の日が多いですが、からっ風が吹いて乾燥する関東圏と異なり、湿度が高く肌やのどに優しい環境です。内陸の山間部は雪が多く、特に嶺北の奥越地方は日本有数の豪雪地帯となっています。雪は春になると雪解け水となり、清流となって豊かな恵みをもたらすため、福井は日本有数の米どころでもあります。
この温暖で湿度の高い気候は静電気が起きにくく、織物をつくる際に好都合なので、福井では奈良時代から絹織物の生産が盛んでした。今も、福井では繊維産業が盛んで、福井の経済を支えています。また、国内の9割以上のシェアを誇るメガネフレーム、電気機械など、高付加価値の産業が集積していて、知名度は高くなくても、国内外でトップシェアを誇るオンリーワン企業が数多くあります。
また、帝国データバンクによると、社長輩出率は38年連続で福井県がトップ。伝統的な産業に加え、次々と起業家が生まれ、福井に新しい産業を起こしています。そのおかげで、福井県の有効求人倍率は全国1位の高さ(※1)。正規就業者の割合は全国4位、女性就業率も全国2位(※2)と、恵まれた雇用環境にあります。活発な経済状況がもたらす豊かな財源を元に、福井県では子育て環境の整備にも力を入れているので、出生率も全国有数。安定した仕事があるからこそ高所得の福井県民の持ち家比率は全国3位(※3)、さらに全国2位の広さの家です(※4)。
安定した仕事、ゆとりのある生活で、子どもをたくさん産み、広い家を建てて、幸せな家庭を築く。そんな好循環が生まれている福井県は、「幸福度日本一」なのも納得です!

(※1)厚生労働省「職業安定業務統計」2021年3月
(※2)総務省「就業構造基本調査」2019
(※3)総務省「国勢調査」2019
(※4)「住宅・土地統計調査」2019

福井県の人って、こんな人!

福井県民は、粘り強く、勤勉で真面目。持ち家率の高さからもわかるように、コツコツと働き、あまり浪費せずに堅実なタイプが多いようです。
しかしその一方で、大阪や京都などの関西圏に物理的に近いため、商人気質があるとも言われています。古くは「越前商人」は、要領がよくて“商売がうまい”と、やっかみ混じりに言われていたこともあったようです。商才がある人が多いということでもあり、社長輩出率が高いことも、それを裏付けていると言えるでしょう。
また、女性も真面目で働き者。夫婦でしっかり働くために世帯あたりの収入が高く、一人ひとりに部屋があるような広い家を建てることができます。三世代同居が多い地域ですが、姑世代も働くことが当たり前、職場でも子育てしながら働いてきたロールモデルの年配女性がたくさんいる環境なので、ギクシャクすることもなく、お互い助け合いながら子育てをしている家庭が多いようです。
経済的に豊かで、家庭は円満。家も広く、ストレスが少ないことも福井県民の特徴。そのため、おおらかな人が多く、移住者に対してもとても寛容です。福井には昔ながらの伝統的な行事も多いので、地域性を楽しみながら暮らすことができますよ!

2023年には北陸新幹線が敦賀まで延伸予定!

福井県は、関西や名古屋からアクセスしやすい県です。大阪からは、特急「サンダーバード」が頻繁に運行していて、敦賀まで約1時間20分、福井まで約1時間50分で到着します。名古屋からは、特急「しらさぎ」で敦賀まで約1時間半、福井まで約2時間程度です。名古屋からは、米原まで新幹線で行き、そこから「しらさぎ」に乗り換えると、それぞれ30分程度速く着くこともできます。
クルマでは、北陸自動車道を通って大阪から敦賀まで約2時間、福井まで約2時間半です。名古屋からは敦賀まで約1時間20分、福井まで約2時間です。高速バスも毎日運行しています。
東京や東北、北海道、九州へは空路が便利。空の玄関口は、石川県の小松空港です。羽田までは約1時間10分、札幌までは約1時間35分、福岡までは約1時間20分です。特に羽田便は本数も多く、日帰りすることもできます。小松空港までは、福井駅から羽田発着便に合わせてリムジンバスが運行していて、所要時間は約1時間です。
現在はこのようなアクセス状況ですが、2023年に予定されている北陸新幹線の金沢駅ー敦賀駅間の開業により、大きく変わりそうです。計画では、東京ー福井間を最短2時間50分で結ぶとされています。乗換なしで東京から行ける心理的、物理的効果は大きく、新たな企業の進出や、観光への好影響がもたらされそうです。今から楽しみですね!

現地スタッフが推す!福井県に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

福井県は自然に恵まれた県なので、絶景スポットがいっぱい。特に、断崖絶壁の嶺北、穏やかな砂浜が広がる嶺南と、まったく違ったふたつの日本海の美しさは必見です。豊かな海と山の恵みをいっぱいに受けた地元グルメも絶品です!

「東尋坊」のある「坂井市」は、移住先としても注目度上昇中!
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福井市の隣にある坂井市は、観光資源に恵まれた街で、年間100万人以上の観光客が訪れます。ダイナミックな断崖が反り立つ「東尋坊」から「越前松島」に続く海岸線は、絶景の連続。東尋坊の沖合に浮かぶ「雄島」は、昔から海の神様の島として崇められています。また、九頭竜川と竹田川の水源に恵まれ、平野部は見渡す限りの田園風景が広がります。
観光を楽しんだ後に泊まるのは、やっぱり温泉!三国温泉は、日本海に沈む夕日を眺めながら入浴できる露天風呂が多くあります。そして、夕食には「越前ガニ」「甘海老」など、海の幸をたっぷりと楽しんでください!
坂井市は、海にも山にも近くて自然に恵まれながら、スーパーやコンビニ、ショッピングモールや病院など、生活に必要な施設が揃い、さらに京都、大阪などの大都市まで電車で2時間もかからない利便性もあり、最近では30〜40代を中心に移住先としても注目度が上がっています。観光地としてはもちろん、「住むまち」としても、坂井市にぜひ注目してください!

恐竜化石日本一!勝山市は「恐竜のテーマパーク」
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勝山市は、恐竜化石の発掘量が日本一で、「恐竜のまち」として知られています。「かつやま恐竜の森」は、約80haの広さを誇る「恐竜のテーマパーク」。世界的な建築家である黒川紀章氏が設計した福井県立恐竜博物館を始め、どきどき恐竜発掘ランド、かつやまディノパーク、恐竜の遊具広場、散策コース、バーベキューガーデンなどがあり、家族で一日楽しめます。
どきどき恐竜発掘ランドでは、化石発掘体験ができます。見つけた化石は、研究資料となるもの以外は、一人一個持って帰ることができます。また、かつやまディノパークは、実物大の恐竜44体があるウォークスルーのアトラクション。たくさんの恐竜の鳴き声が聞こえる森の中は、まるで本物の恐竜のすみかに迷い込んだよう!夏休みには、夜の「ナイトディノパーク」も開催しています。真っ暗闇の中から現れる恐竜は、迫力満点です!

冬の絶品グルメをご賞味あれ!「越前ガニ」「若狭ふぐ」
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冬の福井と言えば、何と言っても「越前ガニ」。越前海岸沖で穫れたものだけ、この名前をつけることができます。「越前ガニ」とはオスのズワイガニのことで、メスはセイコガニと呼ばれます。卵を持ったセイコガニも絶品です!
越前ガニがおいしい理由は、漁場である越前海岸の地形にあります。越前海岸沿岸は水深が深いので、漁場がすぐ近くにあり、鮮度が高いまま出荷できること。また、漁場の地形は段々畑のような形状となっているので、カニにとっては快適な環境であること。さらに、冬が寒く、海水も冷たいことも、おいしいカニが育つ理由と言われています。
もうひとつ、福井の冬の名物が「若狭ふぐ」。沿岸域の潮流の早いところを好むとらふぐにとって、潮の流れが早い若狭湾はピッタリの環境。そのため、古くからふぐの養殖に取り組んできました。雪解け水が大量に流れ込む若狭湾は、春先の水温がとても低いので、そのために身が引き締まったとらふぐが育ち、プリプリの上品な味わいが楽しめます!冬の福井では、ぜひ「越前ガニ」「若狭ふぐ」を味わってくださいね。

移住者に人気の福井県の魅力まとめ

海や山、おいしい水などの自然環境に恵まれ、さらに産業も発達。男性も女性もしっかり働き、子どもをゆとりを持ってのびのびと育てられるという、本来の「豊かさ」がある福井県。あらゆる面で豊かな環境のためか、不登校児童生徒率も全国で1番低いとのこと。「幸福度日本一」と言われるだけあり、さまざまな面で環境が整っているので、福井県ならば理想の暮らしが送れそうですよね。
その豊かさを求めて、福井県は30代の働き盛りの年代を中心に、移住者が増えています。福井県は求人率が高く「人手不足」の面があるので、移住受け入れには積極的。自治体も移住支援金や住まいの斡旋などの支援策を行っています。

そんな魅力的な福井県に、移住を考えているのならば、現地スタッフがサポートするアウトソーシングに、ぜひ一度ご相談ください!仕事のこと、住まいのことを一度に決めるのは大変ですし、現地に住んでみないとわからないこともたくさんあります。住まい付きのお仕事で「お試し移住」をしてみることもできますよ!
福井県は、知名度こそあまり高くありませんが、住むという点においては、とても暮らしやすく、魅力が詰まった県です。移住先を探している方には、全力でおすすめします!