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神奈川県×横須賀市

アメリカと日本の文化が融合した個性が魅力。神奈川県横須賀市の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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日本開国のキッカケとなったペリー来航の地として知られる神奈川県横須賀市。米軍基地があるまちとしても知られ、「スカジャン」発祥の地です。アメリカ文化を取り入れた、独特のカルチャーが育まれていることから、若い世代を中心に注目が集まっていて、「ねとらぼ調査隊 神奈川県で一番イケてる街ランキング2021」(※1)では第1位に!
横須賀は、戦後に米兵に聞かせるためにジャズを聞かせる店が多くあったことから、音楽との距離が近く、あちこちで音楽を演奏する様子を見ることができます。また、個性的なまちゆえに、映画、音楽、アニメ、ゲームなどの舞台になってきたので、さまざまな作品の「聖地」としても知られています。港町で海が近く、新鮮な魚介類が手に入り、食の楽しみもたくさんあります。
そこで今回は、住んでみなければわからない横須賀市の魅力やおすすめスポットを、現地スタッフが徹底解説!異文化を感じながら暮らす醍醐味を、ご紹介します!

※1:アイティメディア株式会社「ねとらぼ調査隊「神奈川県で一番イケてる街ランキング2021」

英語が飛び交う商店街。最先端のIT事業が集積している地域も!
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横須賀市ってこんなところ

神奈川県の南東部にある三浦半島の大部分を占める横須賀市。東京湾と相模湾に面していて、市の三方を海に囲まれています。内陸は丘陵地が広がり、自然も多く残されて、野菜などの近郊農業が盛んな地域も。そのため、新鮮な地元の海産物や農産物を安く手に入れることができます。気候も温暖で、1年を通して過ごしやすい気候です。
横須賀市の中心地は、京浜急行線の横須賀中央駅から汐入駅にかけて。両駅には大きな商業施設があり、流行のファッションや雑貨を手に入れることができます。また、横須賀市はいまだに個人店が元気で、多くの商店街が活気にあふれていることも魅力のひとつ。特に横須賀中央前駅から米軍基地方面に向かう「三笠ビル商店街」は、昔ながらのアーケード街で、鮮魚店や青果店、飲食店が立ち並び、買い出しのお客さんがいっぱい。汐入駅から米軍基地方面に向かう「どぶ板通り」は、アメリカと日本の文化が融合した独特の雰囲気を持つ商店街で、観光名所にもなっています。これらの商店街を歩くと、英語があちこちから聴こえてくることも、横須賀ならではの特徴です。
米軍基地や自衛隊基地があるため、治安を心配する人もいるかも知れませんが、実は治安は良好。横須賀市と米軍が協力して見回りをするなど、住民が安心して暮らせる取組が行われ、神奈川県の中でも犯罪発生数は比較的少なくなっています。
また、横須賀市は最先端のIT事業の拠点でもあります。日本最先端の電気・通信事業の拠点として作られたYRP(横須賀リサーチパーク)は、NTTドコモの研究開発拠点であり、パナソニックモバイル、シャープなど、日本有数の先端技術を持つ企業が進出しています。周囲には関連企業の開発拠点や工場が多く進出し、さらに大手自動車メーカーの工場と研究所も横須賀に拠点を構えるなど、多くの企業のビジネスの拠点となっています。そのため、製造業を中心に求人も豊富にあります。

横須賀市の人って、こんな人!

横須賀はペリー来航を皮切りに、江戸時代の終わりから製鉄所、造船所、海軍施設が次々と作られました。さらに戦後には、立地の良さから自動車メーカーや電機メーカーの工場が集積し、全国からさまざまな人が集まって発展してきた歴史があります。さらに、横須賀は米軍基地のまちでもあります。つまり、古くからいろいろな人が集まり、今で言う「ダイバーシティ」が実現していました。アメリカを始めとした外国籍の人、ハーフの人、障害のある人、工場で働く人、労働者が集まる飲食街で働く人。多くの人を受け入れる多様性のあるまち、それが横須賀です。
そのため、もちろん移住者に対しても冷たい視線を向けることはありません。さらに心強いのは、多様な人が集まりながらも、お互いに助け合う心があり、人と人とのつながりがしっかりしていること。地域の行事を大切にしたり、困っている人をみんなで助けたり、温かい土地柄です。

鉄道でもクルマでも。横浜や東京へのアクセス良好。

横須賀は、東京や横浜へのアクセスが非常に良いことが特徴です。鉄道の主要駅は、京浜急行の横須賀中央駅と、JR横須賀駅。横浜や都心に向かうには横須賀中央駅が便利で、横浜駅までは約23分、品川駅までは約45分で到着します。新宿駅、渋谷駅は乗り換えが必要ですが、いずれも60分ほどでアクセスすることができるので、横須賀から都心に通勤している人もたくさんいます。ちなみに、横須賀中央駅と横須賀駅間は、バスでは5〜10分ほど、徒歩では20分ほどかかります。
遠方へのアクセスが便利な空の便は、羽田空港までは横須賀中央駅から60分ほど。空港バスも運行しています。また、横須賀は道路網が充実しているので、市外や県外への移動はクルマがとても便利。高速インターチェンジは横須賀、衣笠、佐原、浦賀、馬堀海岸と5つもあります。市内は京浜急行バスが多くの路線を運行しています。

現地スタッフが推す!横須賀市に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

アメリカ文化の影響を受けて発展してきた横須賀市は、独自のカルチャーが育まれています。海沿いのまちだけあって、自然に恵まれているので、休日のお出かけに困ることはありません。地元産の新鮮な食材を使ったご当地グルメも楽しめますよ!

ここはヨーロッパ!?異国情緒あふれる「ヴェルニー公園」
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横須賀市の人口ひとりあたりの公園面積は、神奈川県内の市の中で2番目。子どもも大人も楽しめる公園がたくさんあります。その中でも、異国情緒あふれる横須賀らしい公園が、JR横須賀駅の目の前にある「ヴェルニー公園」。近代施設の建築を支援していたフランス人技師・ヴェルニーにちなみ、フランス庭園様式を取り入れた美しい公園です。広場を中心にフランス式花壇や噴水などがあり、春と秋にはフランスの品種を中心とした約130品種、約1700株のバラが咲き誇る様子は圧巻です。
また、海沿いにはボードウォークがあり、横須賀本港を一望できます。潮風を受けながら散歩をすると、係留されている米海軍や海上自衛隊の護衛艦を見ることもできます。

アウトドアと探検気分が楽しめる!東京湾唯一の自然島「猿島」
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京急横須賀中央駅から徒歩15分ほどの三笠桟橋から船で10分。東京湾に浮かぶ唯一の自然島である無人島「猿島」は、バーベキューや釣り、磯遊び、そして夏には海水浴を楽しめるアウトドアスポットです。バーベキューや釣りの道具はすべてレンタル可能。海を見ながら食べる地元の海の幸は絶品です!
また、猿島はかつて日本軍の要塞で、砲台が置かれ、東京湾を守る要の役割をしていました。そのため、今でも緑深い木々のなかには、レンガ積みのトンネルや砲台跡などの旧軍施設が残っています。明るいビーチから5分も歩けば、重厚な雰囲気の建造物が現れますが、このギャップも猿島の魅力。こうした猿島の魅力を約30分でガイドが案内する「無人島・猿島探検ツアー」も人気です!

シンプルに肉のおいしさを味わう「ヨコスカネイビーバーガー」
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米軍由来のハンバーガーと言えば、長崎県の「佐世保バーガー」が有名ですが、横須賀にも海軍の伝統的なハンバーガーのレシピを忠実に再現した「ヨコスカネイビーバーガー」があります。この名物バーガー、実は2008年に米海軍横須賀基地から横須賀市に提供されたレシピがキッカケで、ご当地グルメとして定着したもの。まだ歴史は浅いですが、これからさらに知名度がアップしそうなので、食べるなら今がチャンスです!
「ヨコスカネイビーバーガー」の特徴は、あらかじめソースがかかっている日本のハンバーガーとは異なり、赤味の多い100%牛肉を、肉本来の味を損なわないようシンプルに調理。そして、なんといってもビッグサイズ!ステーキをパンで挟んでかぶりつくようなボリュームです。トッピングは、フレッシュオニオンやレタス、トマトなどシンプルな生野菜。ケチャップやマスタードを自分の好みでかけて食べる、本場アメリカの伝統的なスタイルです。

移住者に人気の神奈川県横須賀市の魅力まとめ

米軍基地があることから、アメリカ文化の影響を色濃く受け、しなやかに発展してきた横須賀市。神奈川県の中心地である横浜市からは少し離れますが、そのおかげで新しいものに次々と飛びつくのではなく、独自のカルチャーが育まれたとも言えます。海に囲まれ、農地もまだまだ残っているので、新鮮な地元の食材を安く手に入れられることも魅力。都心部へのアクセスも良好なので、一度は住んでみたいと横須賀にあこがれている若い世代が増えています。

横須賀市は東京や横浜に比べれば家賃も物価も安く、暮らしやすいまちですが、商業施設が立ち並ぶエリアもあれば、昔ながらの商店街が元気なエリア、畑が広がり農業が盛んなエリア、工業団地として工場が集積しているエリアなど、地域ごとに特徴がハッキリしているまちでもあります。このような特徴は、実際に暮らしている人の声を聞いてみないと、把握しにくいですよね。
横須賀市への移住に興味はあるけど、このような不安や心配がある方は、ぜひアウトソーシングにご相談ください。現地スタッフが、あなたに合った仕事や住まいを探すお手伝いをします。資金面で移住を迷っている方は、住まい付きのお仕事で「お試し移住」することもできますよ。ぜひお気軽にご相談くださいね!