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新潟県×糸魚川市

日本海の壮大な自然と地元グルメを満喫!新潟県糸魚川市の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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豊かな自然に恵まれ、米どころのイメージが強い新潟県糸魚川市。お米だけではなく、日本海で水揚げされる海の幸、新潟と長野の県境にそびえる妙高戸隠連山や白馬山麓などで育まれる山の幸と、おいしいものが盛りだくさんで、グルメ好きにとってはあこがれのまちでもあります。 四季折々の自然が楽しめる環境に惹かれ、移住先としての人気も急上昇中で、東洋経済新報社による「住みよさランキング2020」では、新潟県で第1位に!中でも子育て政策や高齢者政策への評価が高く、安心して暮らせるまちとして注目を集めています。
そこで今回は、現地スタッフが糸魚川市の魅力を徹底解剖!他のまちではできない、糸魚川ならではの暮らしをご紹介します。

日本初の世界ジオパーク「糸魚川ジオパーク」の見どころはいっぱい!
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糸魚川市ってこんなところ

糸魚川市は新潟県の最西端に位置し、南は長野県、西は富山県と接している県境の市です。糸魚川といえば、有名なのはヒスイ(翡翠)の産地であること。ヒスイは日本の宝石の原点と言われ、遺跡から見つかったり、万葉集に詠まれたりしていましたが、長い間日本では見つかりませんでした。しかし、昭和13年に糸魚川市の小滝川ヒスイ峡で発見され、今でも小滝川から続く海岸ではヒスイを拾うことができるので、ヒスイハンターに大人気(※1)。観光名所のひとつになっています。
糸魚川市は、四季折々の大自然を存分に楽しめることも大きな特徴。2つの国立公園(妙高戸隠連山、中部山岳)と3つの県立公園(久比岐、白馬山麓、親不知子不知)があり、2009年には「糸魚川ジオパーク」が日本初の世界ジオパークに認定されました。海谷渓谷、弁天岩、権現岳、筒石浜徳合など、見どころをあげればキリがありません!連なる山脈地帯の地層が織りなす壮大な景観だけではなく、糸魚川市は上越地方の海水浴のメッカでもあります。糸魚川市内には6ヶ所も海水浴場があり、透明度抜群!日本海に落ちる夕日の美しさは、まさに絶景です。近海は絶好の漁場としても知られ、おいしい海産物を地元ならではの鮮度と価格で堪能することができます!ちなみに、新潟県内唯一の水産高校である新潟県立海洋高校も糸魚川市内にあります。高校で作られた魚醤や塩辛、缶詰などの水産加工物は大人気。何人も力士を輩出している相撲の強豪校で、糸魚川は相撲のまちでもあります。

春には新緑のまぶしさを感じ、ほろ苦さを感じる山菜を堪能。夏には海水浴や川遊び。秋には色づく山々と黄金色に光る田園風景が現れ、とれたての新米のおいしいこと!そして冬は、しんしんと降る雪に自然の厳しさを感じますが、休日にはウィンターリゾートをとことん楽しむことができます。四季がある日本らしい豊かな暮らしが楽しめるまち、それが糸魚川です。
ここまでの大自然に囲まれながら、意外に便利な暮らしができることも魅力のひとつ。コンビニやスーパーが点在し、またスーパーも24時間営業があったりと日々の買い物には困りません。また、2015年には北陸新幹線糸魚川駅が開業し、首都圏や北陸方面へのアクセスが劇的に良くなりました。東京へは約2時間で、日帰りで遊びに行ったり買い物に行ったりすることも十分可能です。

※1:小滝川ヒスイ峡でのヒスイ採取は禁止されています。海岸に打ち上げられたヒスイは拾っても問題ありません。

糸魚川市の人って、こんな人!

米どころの糸魚川。米は苗づくりから始まり、生育、収穫、出荷までほぼ1年間の農作業が必要な重労働です。そのため、勤勉で忍耐強い性格と言われています。また、大自然は糸魚川に豊かな恵みをもたらすとともに、外出できないほどの雪が降ったり、時には困難も伴います。そんな環境で暮らしていくには、地域の人との連携や協力は必要不可欠。持ちつ持たれつの精神が根付いていて、おすそ分けをしたり、お返しにお手伝いをしたり、まるで地域が大きなひとつの家族のような存在です。ちなみに、新潟県の離婚率は全国有数の低さ。地域とのつながりで、家族の仲も良好になるのかもしれませんね。
昔ながらの田舎らしいつながりが残っている地域ですが、一方でもともと新潟の人は東京に出稼ぎに行くことも多く、逆にスキーや海産物を求める観光客も古くから受け入れてきました。そのため、外の文化を受け入れることにもそこまで抵抗がなく、移住者にも寛容です。農業や観光など、地元ならではの産業が発達しているので、特に働く意欲のある若い世代の移住は歓迎されます。

北陸新幹線の停車駅。東京までは2時間で到着!

近県へのアクセスの中心となるのは、北陸新幹線の糸魚川駅。東京までは約2時間、金沢は約50分、長野は約40分でアクセスできます。新潟県の中心地である新潟駅に行くには、在来線のJR信越線を使うこともできますが、直通の高速バスが便利です。
札幌や九州など、遠方へのアクセスに便利な空路は、最寄りが富山空港になります。新幹線で富山駅まで出れば、空港バスで25分ほどで到着できます。高速道路網は、北陸自動車道の糸魚川インターチェンジから新潟方面、金沢方面にアクセスできます。新潟までは約2時間、金沢までは約1時間30分です。
普段の移動は、やはりクルマがあると便利。クルマ社会なので、店や施設は県道などの幹線道路沿いに集中しています。クルマを使えない人のために、コミュニティバスや乗合タクシーが運行されています。
車で1時間程度の移動で新潟県の上越市や隣の県富山市街方面へと行くことができます。上越市や富山市街は大きな街ですので、大型の映画館やショッピングを楽しむことができます。

現地スタッフが推す!糸魚川市に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

糸魚川市は、海抜0メートルから3000メートル級の山々まで、起伏に富んだダイナミックな自然を堪能できる見どころがいっぱい。鮮度抜群の海の幸、豊かな水の恵みに育まれた山の幸を堪能できる美食のまちです!

夏はビーチリゾートに!糸魚川市の海水浴場
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「糸魚川市内には6つの海水浴場があり、どこも透明度の高さと景観の美しさで大人気。新潟県内だけではなく、群馬や長野など近県の人々も、夏には海水浴に訪れています。
海水浴シーズンに限らず、観光スポットとして人気の弁天岩がある「能生海水浴場」は、浅瀬なので家族連れに人気の海水浴場です。砂浜あり岩場ありで、楽しみ方もいろいろ。8月上旬には海上花火大会があります。日本海に沈む夕日の絶景で知られる「親不知海水浴場」は、青く澄んだ海がとても美しく、シュノーケリングでは魚が泳ぐ姿がたくさん見られます。
遠浅の海と広大な砂浜が特徴の「藤崎海水浴場」とトットコ岩などの岩礁が点在する「百川海水浴場」は隣同士。藤崎海水浴場のほうが海開きが早く、家族連れなど幅広い世代に人気です。「大和川海水浴場」は、小砂利の海岸で水がとてもきれい。「糸魚川海水浴場」は「ヒスイ海岸」とも呼ばれ、探せばヒスイが見つかるかも!?糸魚川駅からも近く、アクセスしやすい場所です。

城跡をめぐって、戦国時代の智慧を感じてみよう
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糸魚川市は全域がジオパークに認定されているほど、見どころが多いまち。どこから見れば良いのか迷ってしまうほどですが、その昔、まちを見下ろせる場所に建設された城跡めぐりをしてみてはいかがでしょうか。
上杉景勝と豊臣秀吉が、それぞれの腹心の部下、直江兼続、石田三成を伴って会見をしたと言われる「勝山城」は、北陸街道(現在の国道8号)を監視できる要衝の地。勝山の山頂にあり、北は日本海と能登半島、東は糸魚川市街から上越方面を望むことができます。
不動山の山頂にある「不動山城」は四方を絶壁に囲まれ、糸魚川のまちを見下ろし、日本海まで見渡すことができます。現在も、城の遺構が多く残されています。
城山の中腹にある「根知城」は、戦国時代の典型的な尾根城です。西に姫川、東から北に根知川が流れ、天然のお堀になって城を守っています。この恵まれた自然条件を最大限に活用して築かれ、堅固な守りを固めた名城として知られています。

古代に思いを馳せながら一杯。「ヒスイカクテル」
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糸魚川のシンボルと言えば、ヒスイ。さらに、有数の米どころでもあり、おいしい日本酒の産地でもあります。この糸魚川らしい美しいヒスイカラーと地酒を組み合わせた新たな名物が「ヒスイカクテル」。「ミルク」「ピンク」「ラベンダー」「エクリュ」「ジェード」「アクア」の6色のカラーで、日本酒は地元の「根知男山」「謙信」「加賀の井」などを使っています。カラーと使う日本酒のベースは決まっていますが、提供する店舗によって味わいはさまざま。各店でオリジナルの味わいを楽しめます。
糸魚川ならではのおいしい魚介類を楽しんだ後、締めの一杯として、ヒスイを大切にしていた古代の暮らしに思いを馳せながら、カクテルを楽しんでみてはいかがですか?

カニ!カニ!カニ! 休日はカニづくし
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糸魚川は日本海ならではの、魚・海鮮を使った料理が楽しめます。その中でも道の駅マリンドリーム能生にある「かにや横丁」能生漁港で穫れた新鮮なベニズワイガニを選んで買って、その場で食べられるスポットです。

日本海側最大級のベニズワイガニ直売所として有名で9件ほどの漁船の漁師さんが直接お店を出して販売しています。

なんといっても魅力的な価格でベニズワイガニが堪能できるので、観光客だけではなく地元の方も買いにくるほどのスポットです。その場でも食べられ、日本海を眺めながらカニを食べるのは格別です。休日はみんなでカニづくしはいかがですか?

ご当地グルメのブラック焼きそば
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インパクト抜群のブラック焼きそば。中華麺に新潟県産のイカとイカ墨を加えて作るご当地料理です。イカ以外に使用される具材はお店毎に違います。そして、味付けもお店毎に違うのでそれぞれのお店の味を楽しめるご当地グルメ。

自分好みな味付けのお店を見つけるのも楽しいかもしれませんね!

移住者に人気の新潟県糸魚川市の魅力まとめ

ジオパークに認定される大自然が魅力の糸魚川市。遠くまで出かけなくても、アルプスの山々からの美しい水が育む田園風景、川のせせらぎ、日本海に沈む夕日など、日々の暮らしで自然を感じることができます。助け合って生きていくことが当たり前となっている地域のつながりもあり、暮らすほどに本当の豊かさを感じることができるまちです。
米どころ、魚どころのイメージが強いので、農業や漁業に従事している人が多いと思われがちですが、実は糸魚川は工業などの産業も盛ん。もともと良質な石灰岩が産出されることから、セメント製造を始めとした鉱工業が盛んで、さらに最近は豊かな水の恵みを求めて、精密機械や電子機器などの工場が数多く進出しています。つまり、仕事には困らない街なので、移住者の人気も高まっています。

しかし、求人が多くあるからこそ、自分に合った仕事を選ぶのは難しいもの。さらに、移住するとなると住まいの心配もありますよね。そんなときは、ぜひアウトソーシングにご相談ください!地元に精通した現地スタッフが、あなたに合った仕事と住まいを探すお手伝いをします。いきなり住まいを買ったり借りたりする移住に不安がある場合は、住まい付きのお仕事で「お試し移住」をする手もあります。また、おいしい食材を買える店もご案内しますよ!糸魚川に興味があれば、お気軽にご相談くださいね。