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徳島県×阿南市

太陽とLEDが光り輝く「光のまち阿南」徳島県阿南市の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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徳島県阿南市は、四国の最東端にあるまち。近隣の町村との合併を繰り返し、現在は徳島県全体の6.7%を占める広大な市域となっています。
東部から南部にかけては海に面し、内陸は四国山地の山々が連なる自然豊かな地ですが、世界的な大企業の本拠地でもあり、地方都市には珍しく阿南市内ですべてが完結するほどに都市の利便性を兼ね備えています。経済が発展していることから、条件の良い求人が多く、自治体の財政状況が健全なので公共サービスも充実。暮らしやすいまちとして、人気が高まっている阿南市の魅力を、現地スタッフが徹底解説します!

世界トップ企業の本拠地。野球が盛んな活気あふれるまち
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阿南市ってこんなところ

阿南市は東は紀伊水道、南は太平洋に面しています。東部の海岸線は複雑な地形のリアス式海岸で、“泡の松島”と呼ばれる風光名部な島並みが広がっています。四国最東端の「蒲生田岬」の灯台からの眺望は絶景。撮影スポットとしても人気で、「恋する灯台」に認定されています。また、西側は四国山地の東端にあたり、海のある暮らし、山のある暮らし、どちらも選ぶことができます。夏は海水浴場で遊ぶことができますし、冬も温暖な気候で過ごしやすいまちです。
市街地は、四国山地から紀伊水道に流れ込む那賀川流域の平地部で、古くから城下町として栄えたJR阿南駅近辺の富岡町エリアに集中しています。阿南町は地元資本のスーパーマーケットの競争が激しく、地元産にこだわる品揃えをしたり、鮮魚コーナーを充実させたり、長時間営業にしたり、それぞれに特徴があるので、自分の好みの店を見つけたり、使い分けたりする楽しみがあります。
また、阿南市といえば、世界で初めて青色LEDを開発した日亜化学工業の本拠地。現在もLED関連では世界トップシェアを誇ります。さらに、四国の最東端に位置するので、四国で最初に太陽が昇るまちでもあり、「光のまち阿南」としてPR。夏祭りはLEDの光に彩られ、市内の防犯灯はすべてLED化され、昼でもLEDの光を楽しめる常設館「光のまちステーションプラザ」、LEDを光源とした野菜栽培など、多方面にLEDを活用したまちづくりが行われています。
阿南市は古くから野球好きな土地柄でもあり、「野球のまち阿南」としてもアピールしています。市内には約90もの草野球チームがあり、設備が充実。大学や企業の野球チームの合宿を誘致したり、地元の草野球チームをセッティングし、審判とウグイス嬢も準備された試合と宿泊がセットになったツアーが企画されたりしています。もちろん少年野球も盛んで、2021年のパ・リーグホームラン王の杉本裕太郎選手は阿南市出身です。

阿南市の人って、こんな人!

阿南市は大企業があり、関連企業も集積しているので、市街地がある平野部は会社員の割合が高くなっています。小さな子どもがいるファミリー世帯も多く、子ども医療費は18歳まで助成があるなど、子育て支援などの公共サービスが充実しています。
気候が温暖で豊かな土壌があり、海からは豊富な魚介類が水揚げされるなど、もともと豊かで経済的には恵まれた環境です。そのため、田舎特有の閉鎖性はあまりなく、開放的で明るい気質の人が多いです。夏祭りでは阿波おどり大会もあり、お祭りは地域をあげて盛り上がります。
また、美しい海や山などの自然をとても大切にしています。原発の建設候補地になったこともありましたが、住民運動で拒否しました。建設予定地とされた場所はとてもきれいな海。阿南の人々が必死に守った海をこれからも大切にしたいですね。

鉄道網も道路網も充実。関西方面へは高速バスが便利!

阿南市にはJR四国牟岐線(阿波室戸シーサイドライン)が通り、市内に9駅あります。徳島駅まではJR阿南駅から特急で約25分、普通列車で約50分です。徳島駅から本州にアクセスするには、特急うずしおで岡山へ。2時間20分ほどで到着します。
道路網では、徳島市の中心部まで路線バスや自家用車で60分ほど。徳島市から神戸までは約1時間40分です。また、四国は道路網が発達しているので、高速バスが充実していてとても便利。東京、大阪、神戸行きは、阿南市から直行便が出ています。
遠隔地への移動に便利な空路の拠点は、徳島駅から30分ほどの徳島阿波おどり空港です。東京行きと福岡行きの定期便が運行していて、東京羽田空港行きは1日10便就航しています(※1)。
※1:2022年5月現在

現地スタッフが推す!阿南市に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

阿南市は四国有数の風光明媚な景観を誇る観光地でもあります。自然が織りなすダイナミックな景観、穏やかで透明度の高い美しい海など、目にするだけで癒やされるスポットがいっぱい。豊かな漁場である紀伊水道から水揚げされた海の幸も必食です!

美しい白砂と松林の景観が魅力「北の脇海水浴場」
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徳島県最大級の海水浴場で、「日本の渚100選」にも選ばれている「北の脇海水浴場」。約2キロにも及ぶ白砂のロングビーチと、透明な海水が美しい海水浴場で、駐車場、休憩所、シャワーなどが完備されています。30ヘクタールもの広い松林、紀伊水道の遠くに浮かぶ伊島、遠浅の地形など、風光明媚な景観で、泳がなくても風景を見ているだけで癒やされます。
3月末から10月上旬には地引網体験が行われ、鯛、チヌ、穴子などが獲れます。漁のあとは、漁港のスタッフがそのまま浜辺で料理してくれ、刺し身や塩焼きなどで獲れたての味を楽しむことができます!

個人の庭園で花めぐり「梅」「椿」「花菖蒲」
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阿南市内には、四季折々の花を楽しめる個人の庭園が開放されています。初春の訪れを感じさせる梅の名所は「明谷梅林園」。約5万平方メートルの個人敷地に約4,000本の梅が植栽されています。毎年2月上旬から3月中旬まで梅林まつりが開催されます。
広さ約1ヘクタールの椿園の中に700余種約3,000本の椿を植栽している「椿自然園」では、徳島椿まつりが3月に開催されます。「阿波の松原」と呼ばれる絶景を一望できる立地で、宿泊施設やレストランもあり、新鮮な地元の魚介類も味わえます。
造園業を営んでいる個人の方が整備してきた「住友菖蒲園」は、自宅の庭が一般開放された庭園。5月下旬から約1ヶ月ほど、約40種類の15,000本もの花菖蒲をはじめ、あじさいや立葵も見ることができます。

実は隠れた阿南の特産物!京阪神で大人気の「鱧(はも)」
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京都や大阪など関西圏で絶大な人気を誇るグルメが「鱧(はも)」。徳島県は鱧の産地として知られ、中でも阿南市の漁獲量はトップクラスです。関西圏に大半が出荷されていましたが、地元でも鱧をご当地グルメとして定着させようと取り組みが始まっています。
鱧の皮を竹に巻きつけたちくわのような食べ物「鱧皮ちくわ」は、阿南市の沿岸部に古くから伝わるソウルフード。独特の弾力と歯応えを持つ皮は噛めば噛むほど味があり、お酒の肴にぴったりです。
阿南商工会議所青年部の声掛けでスタートした「あなんハモ丼」は、高級食材の鱧を手軽に食べられるように開発されました。市内の飲食店で、それぞれが工夫を凝らした丼を食べることができます。天丼、フライ丼、てりやき丼など、好みの「あなんハモ丼」を探してみましょう!

移住者に人気の徳島県阿南市の魅力まとめ

穏やかな気候、美しい景観、おいしい地元食材と、豊かな暮らしが送れることで移住人気が高まっている阿南市。LED生産世界トップシェアの日亜化学工業の本拠地で、好条件の求人が多く、ゆとりのある生活を送れることも魅力。「野球のまち」としてアピールしているようにスポーツ施設が充実し、夏の海水浴やキャンプなど、自然が好きでアクティブな人には最高の環境です。

安定した経済基盤を持ちながら、のびのびとした自然を堪能したい人にはピッタリの阿南市ですが、周囲の町村を合併してきた歴史があり、阿南市はとても広いまちです。エリアごとに暮らしの利便性や環境に大きな違いがあるので、遠隔地からの移住には注意が必要。そんな不安があるときは、多くの移住をサポートしてきた現地スタッフがいるアウトソーシングにぜひご相談ください。住まいと仕事を一度に決めて移住することに抵抗がある人は、住まい付きのお仕事で「お試し移住」することもできます。他にもいろいろな選択肢があるので、阿南市に興味があればお気軽にご相談くださいね!