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和歌山県×印南町

まち全体がフォトジェニック。神秘的な自然と暮らそう。和歌山県印南町の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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地方移住の人気ランキングで、上位常連の和歌山県。年間を通しておだやかな気候と、自然に恵まれた住環境が人気の理由です。今回紹介する印南町は、和歌山県の中でも特に自然が豊かで、田舎でのんびり暮らしたい人におすすめのまち。
印南町のローカル情報やおすすめスポットを、現地スタッフが紹介します!

太陽と黒潮の恵みに育まれた、温暖でのどかな住環境。
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印南町ってこんなところ

印南町は和歌山県西南部に位置し、和歌山湾に面した海辺のまちです。人口は約7,600人、面積は113.62km²で、和歌山県の中では17番目の広さ。紀伊山地の西端に当たり、市内の広範囲を山林地帯が占めるため、手付かずの自然が多く残っています。海側は黒潮の影響で年間を通して温暖。海岸段丘もあるため、スイカやエンドウなどの農業が発達しています。野趣あふれる山あいと、開放感のある海辺の景色が共存し、どこへ行っても美しい自然が楽しめるのが何より魅力です。

まちのシンボルとして親しまれているのが「かえる」です。JR印南駅のほど近くには、かえるをモチーフにしたユニークな「かえる橋」が架かり、まちの人を見守っています。かえる橋の名前は、「考える」「人をかえる」「町をかえる」「ふるさとへかえる」「栄える」の5つの「かえる」にかけて名付けられました。2022年4月には、印南漁港内に観光交流施設「かえるの港」がグランドオープン!地元産のスイーツや海鮮を楽しめるお店や、土産店が集まるコミュニティスペースとして注目を集めています。
かえるの港は、地元へUターンした人が発起人となり、クラウドファウンディングなどによる有志の資金サポートで実現しました。印南町の魅力に賛同する人たちによるまちおこしが、今後さらに活発になりそうです!

印南町の人って、こんな人!

紀伊半島の温暖な気候に育まれ、南国らしいおおらかな気質の人が多い和歌山県民。印南町がある南部は、その山深いロケーションから「陸の孤島」とも言われています。そのため閉鎖的かと思いきや、都市部の影響をあまり受けていないので個性的で独立心が旺盛。男女ともに冒険好きな人が多く、海外移住をする人も珍しくない地域です。自分の夢を叶えるためなら努力を惜しまず、よく働き、勉強心も旺盛。オリジナリティのあるアイデアをポンポン出すので、都市部の大企業で出世する人も少なくありません。

印南町へ移住したら、最初はそのマイペースぶりにちょっとびっくりするかもしれませんが、固定概念がなく多様性を認める土地柄なので住みやすいはずです!

本州各地への移動は新大阪・京都を経由。東京への移動は空路が便利

印南町から鉄道の移動は、JR印南駅が拠点となります。新大阪駅・京都駅までは印南駅からJR紀勢本線(きのくに線)で御坊駅まで行き、JR特急くろしお号に乗り換えます。所要時間は新大阪から印南まで最短で約2時間。電車の本数が少ないので、乗り継ぎのタイミングは事前に調べましょう。県庁所在地である和歌山市へはJR紀勢本線(きのくに線)で和歌山駅まで約1時間30分です。
車の場合は印南ICから阪和自動車道を利用。印南SAから大阪・京都・和歌山へ、直通の高速バスも出ています。
東京へのアクセスは飛行機が便利。白浜町にある南紀白浜空港から羽田空港への便が1日3便出ています。羽田空港までのフライト時間は約1時間10分です。

現地スタッフが推す!印南町に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

手付かずの自然が多く残る印南町には、山や川、海の姿をそのまま生かした名所がたくさん。洗練されたテーマパークやお買い物スポットはないけれど、ありのままの自然に囲まれて暮らす贅沢は他では味わえません。きれいな水と空気が育んだ地元産の食材もなによりのごちそう。地元に住んでいるからこそ満喫したい、おすすめスポットとグルメを紹介します!

「紀の国の名水50選」にも選ばれた神秘的なパワースポット「川又観音」「菱の滝」
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川又観音は、市の北部にある山間の厄除スポット。境内の参道沿いには約三千本のシャクナゲが植えられ、4月から6月くらいまで見事な花を咲かせます。多くは植栽したものですが、中には自生するシャクナゲも。大きいものは樹高5mを誇り、大輪の花を咲かせる様子は見事です!
参道の奥には、和歌山県水100選にも選ばれている「菱の滝」があります。滝口から落ちる水の形が菱形に見えることから名付けられました。滝下には湧水の水汲み場があり、澄んだ天然水に触れることができます。ワイルドなたたずまいの参道は、マイナスイオンがたっぷり。身も心もすっきりリフレッシュしましょう!

日本伝統のかつお節は印南町から始まった!? 毎日食べたいかつお節グルメ
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印南町では、古くから黒潮に乗って北上するかつお漁がさかんでした。昔は今と違い輸送に時間がかかったため、かつおの加工品として「かつお節」が作られましたが、一説によると印南町はかつお節発祥の地と言われています。
現在ではかつお漁は行われていませんが、その製法は日本全国に伝わり、私たちの食卓に欠かせないものになっています。市内には当時の漁民をまつる碑も建てられ、かつてかつお漁で賑わった印南の歴史を物語っています。地元の醤油蔵では、昔ながらの製法で作られたかつお節を使った「だし醤油」など、かつお節ゆかりのグルメが人気。たまごかけごはんにすると絶品です!

わさびのルーツは印南町にあり!高級銘柄「真妻わさび」
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わさびの産地といえば、静岡県や長野県を思い出す人が多いのではないでしょうか?実は印南町は、静岡県の高級わさび銘柄として人気の「真妻わさび」発祥の地です。現在、その栽培量は少ないものの、印南ブランドの真妻わさびを守る取り組みとして地元の有志によるわさびの水耕栽培の研究が行われています。
また、めはりずしの高菜の代わりにわさびの葉を使った「わさび寿司」や、近隣の由良町の特産である金山寺味噌とコラボした「真妻わさび金山寺みそ」の開発など、真妻わさびを使った地元グルメも誕生しています。

移住者に人気の和歌山県印南町の魅力まとめ

東は深い山林を、西は開放的な海岸線をのぞむ印南町に住むメリットは、やはり野趣あふれる自然を楽しめるところ。世界文化遺産の「熊野古道」をめぐる巡礼者を迎える要所としても古くからその歴史を育んできた神秘的な自然環境は、私たちが守り、未来へ残していくべき天然資源です。正直なところ、交通面や流通面の不便さも少しありますが、市内でのネット環境や日用品の買い物など、生活インフラはもちろん整っていますので、ご安心ください。
印南町では若い世代の移住を積極的にサポートしていて、市の独自の支援として「乳幼児・子ども(高校卒業まで)の医療費助成」や「子育て世代包括支援センターの設置」など、長く続く子育て支援も充実しています。また、首都圏に居住し、印南町への移住を検討している方は、居住地から印南町までの訪問交通費が片道分サポートされます。

移住支援を充実させているように、地域では移住者歓迎ムードですが、やはり遠隔地から仕事も住まいも探すのは大変。実際に暮らしてみないとわからないこともたくさんあります。
そんな不安があるときは、ぜひぜひアウトソーシングに一度ご相談ください!仕事のこと、住まいのこと、印南町に詳しいスタッフがしっかりサポートします。