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福岡県×北九州市

自治体による環境整備で暮らしやすいまちへ!福岡県北九州市の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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福岡県北九州市は、政令指定都市としての都市機能が充実しながら、海や山の自然に囲まれたまち。東京都心よりも約6割安い平均家賃、自治体による子育て環境や医療体制の充実などが評価され、暮らしやすいまちとして注目を集めています。NPO法人エガリテ大手前による「次世代育成環境ランキング」で、北九州市が2021年度の政令指定都市部門において11年連続の総合1位。「2020年版 住みたい田舎ベストランキング 人口20万人以上まち部門」でも、子育て部門で2位、シニア部門で2位の高い評価を得ています!
そこで今回は、そんな人気急上昇の福岡県北九州市を、現地スタッフが徹底解説!暮らしやすいと言われる理由や、住んだらぜひ行きたいスポットなどについてご紹介します!

古くから製造業が発展。現在は先端産業が集積!
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北九州市ってこんなところ

九州の玄関口に位置する福岡県北九州市は、人口約93万人の政令指定都市です。都市機能が充実し、市内は鉄道、バス、モノレールなどが網羅していて、毎日の通勤通学や買い物、食事など、どこに行くにも便利。九州では福岡市に次ぐ産業都市で、世界文化遺産に登録された八幡製鉄所で知られる製鉄業を始めとした製造業が、古くからまちの経済を支えてきました。近年では、半導体、精密部品などの先端産業が集積し、近年注目されている環境・エネルギー産業も多く立地しています。さらに、「日本一起業家に優しいまち」を目指して、若い人の企業やキャリアアップを支援する体制を整えています。
経済が活発で利便性が高い北九州市ですが、その一方で三方を海に囲まれ、山にも近く、海の幸や山の幸が豊富。都心部から少し足を伸ばせば、壮大な海、緑がまぶしい山々、四季折々の花など、豊かな自然に触れることができます。
また、海に囲まれた地形で日本海にも接しているため、夏でも意外と涼しく、猛暑日は他の九州の地域と比べて少なめ。さらに九州は台風が多いイメージがありますが、北九州市は直撃することはほとんどなく、地震も少なくて災害リスクが低いまちです。

市内は7つの区に分かれ、それぞれ特色があります。例えば、本州と海底トンネルでつながれている九州最北端の門司区は、古くから海路の要塞として重要な役割を果たしてきました。レトロな街並みが魅力で、観光地としても人気です。小倉北区は、北九州市の中心地。小倉城の城下町として古くから栄え、いまも商業施設や文化施設が集積しています。八幡西区は市内で最も人口が多く、自然と都市機能が融合しているベッドタウンです。
これらの地域が、一体となって盛り上がるのがお祭り。北九州市民にとって、お祭りは大切なイベントです。戸畑区の「戸畑祇園大山笠行事」はユネスコ無形文化遺産に登録されています。小倉北区の「わっしょい百万夏祭り」、小倉城内にある八坂神社の例大祭「小倉祇園太鼓」、八幡東区の八幡製麺所の創業を記念した「まつり起業祭八幡」、花火大会がある小倉南区の「平尾台観光まつり」など、他県からも多くの観光客を集めるお祭りがたくさんあります。北九州市に住んだら、お祭りで季節の区切りを感じるようになるかもしれませんね!

北九州市の人って、こんな人!

北九州市は、九州の玄関口である門司港があり、古くから人の往来が盛んだった地域。多様な人を受け入れてきた歴史があるので、包容力があっておおらかで、出身地や性別、年齢などを気にせずに人と交流する気質があります。女性が働きやすい環境、若者がチャレンジしやすい環境の整備に力を入れ、北九州市は多種多様な人が働き、暮らすまちとなりました。また、環境関連事業に力を入れていて、2018年にはアジア地域で初となる「SDGs推進に向けた世界のモデル都市」に選ばれ、持続可能な取り組みを進めています。
以前はそのおおらかな風土もあって、「北九州は治安が悪い」と言われたこともありますが、刑法犯認知件数は約20年前に比べて8分の1。自治体が治安の向上に力を入れた成果があり、現在は安心して暮らせるまちに変容しています。

JR小倉駅は新幹線停車駅。門司港からはフェリーも運航!

古くから交通の要所として栄えた北九州市の大きな魅力が、アクセスの良さ。市の中心である小倉駅と市内の各地域はJR各線とモノレールで結ばれています。また、八幡西区はローカルな筑豊鉄道が通り、市民の重要な足となっています。西鉄バスは多くの路線があり、市内をほぼ網羅しています。
JR小倉駅は新幹線停車駅で、広島駅まで50分、新大阪駅まで2時間10分です。九州内の各都市へも、博多駅まで15分、熊本駅まで60分、鹿児島駅まで1時間40分と、スムーズにアクセスすることができます。道路網も発達しているので、高速バスも充実しています。新門司港からは東京方面や関西方面に向かうフェリーも運航しています。
空路は、小倉南区に北九州空港があります。北九州空港は陸側の騒音が少ない人工島に立地しているので、九州では珍しい24時間利用可能な空港。スターフライヤーが本拠地と位置づけている空港で、羽田行きの便は早朝から深夜まで1日15便運航しています(※1)。国際線も、中国の大連や韓国の仁川への定期便があります(※2)。また、新幹線で約15分の博多駅まで出れば、福岡空港までは電車で5分ほど。福岡空港からは北海道や沖縄など、数多くの便が運航しています。

※1:2022年6月現在
※2:20022年6月現在、コロナ禍の影響で運休中

現地スタッフが推す!北九州市に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

充実した都市機能がありながら、自然にも恵まれている北九州市。市内には見どころや、遊べるスポットがいっぱいで、休日にどこに行こうか迷ってしまうほど!新鮮な海の幸と山の幸も難なく手に入り、北九州ならではのグルメな毎日も楽しめます!

流行りの工場夜景も!「日本新三大夜景」を堪能しよう
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山から見下ろす市街地、海から眺める工場夜景、港や橋の立体的な夜景など、北九州市は「日本新三大夜景都市」に認定されるほど、夜景スポットがいっぱいです。幻想的な工場夜景が見たいときは、「夜景鑑賞クルーズ」へ。ナビゲーターの案内があり、北九州市のものづくりの歴史に思いを馳せながら夜景を堪能することができます。
戸畑区と若松区を結ぶ若戸大橋の夜景も絶景。おすすめは「高塔山公園の展望台」で、若戸大橋と八幡や小倉の工場群が一望できます。市街地や工場群など、北九州市の夜景をまるごと堪能したいなら「皿倉山」へ。ケーブルカーとスロープカーを乗り継ぐと、まさに百万ドルの夜景が広がります。

レトロな面影を残す街並み「門司港」
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明治時代後半から国際貿易港として栄えた門司港。当時の面影をそのまま残す建造物が多く、レトロ感あふれる街並みは、歩いているだけで異世界に来た気分になることができます。世界的な建築家である黒川紀章氏が設計した高層マンションの31階部分は「門司港レトロ展望室」になっていて、門司の街並みから関門海峡まで一望できます。特に夜景の美しさは素晴らしいの一言です!
大正時代に建築されたJR門司港駅は、鉄道駅舎として初めて国の重要文化財に指定された貴重な設計。6年の保存修理工事を経て、2019年に当時の姿に生まれ変わりました。門司港と本州の山口県下関市をつなぐ全長780メートルの「関門トンネル」は、珍しい海底人道トンネル。トンネル内に県境があり、歩いて山口県まで行くことができます。
門司港は「焼きカレー」発祥の地としても有名。こんがり焼けたチーズと、とろとろ半熟卵が乗っています。門司港には、数多くの焼きカレーを出すお店があるので、ぜひ食べ比べを楽しんでください!

地元でしか味わえない!「九州前寿司」
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海に囲まれた北九州市は、新鮮な海の幸を堪能できるまち。この恵まれた環境の中で生まれたのが、「江戸前寿司」ならぬ「九州前寿司」です。
マグロやうになどの定番だけでなく、北九州で水揚げされた魚介を使い、北九州でしか食べられないお寿司に仕上げたところがポイント。のどぐろ、アジ、ヒラメ、貝類などのネタを、醤油ではなくかぼすと塩で味を足すところが特徴です。
北九州市の中でも、特に小倉区は寿司の名店が多いことで有名。回転寿司でも、かなりレベルの高いお寿司を味わうことができます。北九州に来たら、地元のお酒とともに地元ならではのお寿司を味わってくださいね。

移住者に人気の福岡県北九州市の魅力まとめ

政令指定都市らしい都市機能がありながら、少し足を伸ばせば海や山の大自然が広がる北九州市。一時期は治安が悪いと言われていましたが、自治体の取り組みが素晴らしく、いまは女性も子どもも安心して暮らせるまちになりました。子育て支援、女性支援、起業支援などが充実し、活気のあるまちづくりが進められています。そのため、暮らしやすいとの評価が高まり、移住希望者も増えてきました。

移住の際に気になるのはまず仕事ですが、北九州市は経済規模の大きなまち。製造業を中心として求人の数が非常に多いので、さほど苦労せずに条件の良い仕事を見つけることができるでしょう。しかし、同時に住まいも一緒に探すのは大変なこと。市内も区ごとに環境に違いがあるので、やはり地元に詳しい人の話をじっくり聞いて決めたいところです。
そんなときは、ぜひ地元スタッフが移住のお手伝いをしてきたアウトソーシングにご相談ください!例えば、住まい付きのお仕事で「お試し移住」をすることもできますよ。北九州市での暮らしが楽しめる仕事と住まいを探すお手伝いをします!