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福岡県×豊前市

パワースポット点在!歴史と文化を感じさせる。福岡県豊前市の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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福岡県豊前市は、古くから「豊の国」として栄えてきました。温暖な気候で海の幸にも山の幸にも恵まれ、お祭りの季節には五穀豊穣を祈願する神事が行われる、歴史と文化のまちです。
北九州市までクルマで約1時間、大分県中津市までは約10分と、大都市にも近い立地にありながら穏やかに暮らせるまちとして、田舎への移住を希望する人たちにはもともと人気の高いまち。さらに最近は、中津市に大手自動車メーカーが進出したことにより、自動車関連企業などの進出が増え、移住へのハードルとなりがちな仕事面も充実してきました。
そこで今回は、注目が高まっている福岡県豊前市の魅力を、現地スタッフが徹底解説!豊前でのリアルな暮らしについて、ご紹介します!

海も、山も、川も。湧き水がおいしい!
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豊前市ってこんなところ

豊前市は福岡県の東南部に位置し、南部は大分県に接しています。クルマで約1時間ほどの北九州市経済圏域に属していますが、クルマで10分ほどの大分県中津市との交流のほうが盛んです。日々の買い物は市内で十分ですが、休日には中津市内の商業施設に買い物に出かけることも多く、中津市へ通勤や通学をしている豊前市民も珍しくありません。
市の南部は筑紫山地が連なり、中でも「一山五百坊」と言われた霊前修験道の聖地である求菩提山(くぼてさん)は、パワースポットとして大人気。森林浴スポットとしても有名で、森林セラピー基地として認定され、初心者向けから上級者向けまで、さまざまなコースで癒やしの森を散策できます。麓には石積みの棚田など日本の農村の原風景が残り、「求菩提の農村景観」は国の重要文化的景観に指定されています。
東部は瀬戸内海の周防灘に面しています。遠浅の地形で、潮の干満差が大きいため広大な干潟があり、山々からミネラル分たっぷりの水が流れ込み、1年を通してさまざまな魚種が水揚げされる豊かな漁場です。釣りも1年中楽しめますし、春には潮干狩りでにぎわいます。
また、豊前市は湧き水に恵まれたまち。畑の水神社の冷水、千手観音の湧き水など、市内はもちろん、県外から汲みに来る人も。湧き水を使ったコーヒーやかき氷を提供しているカフェもあります。市内には温泉も点在していて、市街地にある「豊前温泉天狗の湯」、豊前の海を一望できる温海水の「汐湯の里」、夏には冷泉浴が楽しめる「畑冷泉館」など、温泉巡りも楽しめます。

このように自然に恵まれ、四季折々の楽しみがある豊前市ですが、宇島港周辺に工業地帯が形成され、製造業を中心に経済にも活気があります。近隣の中津市に大手自動車メーカーが進出したことにより、関連する部品メーカーなどが豊前市に進出するようになり、さらに求人が充実しました。もちろん、中津市や北九州市にもラクに通勤できる立地です。

豊前市の人って、こんな人!

福岡の人は、おおらかではありますが、少し荒っぽく亭主関白、というイメージがあります。しかし、福岡県でも大分県に近く、海を挟んで本州や四国とも近い豊前市の人は、方言もそこまで強くなく、他の文化も積極的に取り入れるタイプの人が多いです。外交的で裏表がないので、移住してきた人にも壁を作らずに接してくれます。自治体も移住者の受け入れに積極的で、さまざまな支援策を用意しています。
歴史あるまちなので、伝統を大切にしている人が多いことも特徴。秋には市内約60の神社で豊前神楽が奉納され、地域に深く根付いています。4月末から5月にかけては、地区ごとに祇園祭が行われ、地域が一体となって盛り上がります。

JR日豊本線と国道10号が大動脈。東京へは航路が便利。

豊前市の中心街は、JR日豊本線宇島駅周辺です。日豊本線は小倉から鹿児島までの路線で、宇島駅から小倉駅までは特急で約30分、普通列車で約50分ほど。博多駅は特急で約1時間20分です。大分県の中津駅は非常に近く、特急で5分、普通列車で約8分で到着します。
クルマでのアクセスは、JR日豊本線と並行するように走る国道10号線が市内の大動脈。10号線沿いにある豊前ICまたは椎田南ICから東九州自動車道に乗れば、北九州までは約40分、博多までは約1時間15分です。市内には豊前市バスやコミュニティバスがありますが、決して本数は多くないので、自家用車での移動が中心となります。
空路は、最も近い空港は北九州空港です。電車とバスで約35分、クルマならば約40分ほどでアクセスできます。北九州空港の羽田行きの便は早朝から深夜まで1日15便運航しているので(※1)、東京に行くには非常に便利。北海道や沖縄など、他地域へアクセスしたいときは、1時間30分ほどでアクセスできる福岡空港が便利です。

※1:2022年6月現在

現地スタッフが推す!豊前市に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

自然に恵まれ、古くから栄えてきた豊前には、見どころがいっぱい。歴史を感じさせるスポットで風情を楽しんだり、豊かな自然に囲まれて過ごしたり、豊富な海の幸や山の幸に舌鼓を打ったり。豊前に暮らせば、行きたいところ、やりたいところ、食べたいものがたくさんあり、充実した毎日を過ごすことができますよ!

市街地から瀬戸内海までを一望!「天地山公園」
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豊前市で一番大きな「天地山公園」は、日本の都市公園百選に登録されている広々とした公園。梅や桜の名所としても知られています。ピクニックにぴったりな芝生広場、ローラー滑り台のある冒険広場、充実したアスレチック遊具がある子ども広場など、一日中遊ぶことができます。入場無料なのがとてもうれしい!
お天気の良い日は必ず行ってほしいのが、展望広場。豊前の市街地から周防灘へ広がる雄大な景観を一望することができます。また、野外音楽堂ではさまざまなイベントが開催されています。

サウナーも歓喜!夏季のみオープンの「畑冷泉館」
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豊前市内には温泉が点在していますが、中でもおすすめなのが求菩提山の麓にある「畑冷泉館」。豊前は湧き水のまちとしても知られていますが、樹齢約830年の大楠の根元から湧き出る清らかな水は、豊前三大名水に数えられ、多くの人が汲みにやってきます。夏も涼しく、避暑地としても人気の地ですが、夏にはこの冷水を使った冷泉館が開館します。
水温15〜16度に1年中保たれている湧き水での冷泉浴は、あせもなどにも効果があると言われています。サウナや休憩室も完備し、サウナで汗をかいた後、天然水でサッパリできるとあって、サウナー憧れの聖地!身も心も癒やされに、ぜひ夏は出かけてみてくださいね。

豊前の豊かな海で育った濃厚な旨み「豊前本ガニ」「豊前海一粒かき」
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潮の干満の差が大きく広大な干潟が発達している豊前の海。年間を通して豊富な魚種が水揚げされていますが、中でも特産品となっているのが、冬の「豊前本ガニ」と「豊前海一粒かき」です。
豊前市は日本有数のワタリガニ漁獲量を誇りますが、その中でも大ぶりで質の良いものだけが「豊前本ガニ」を名乗ることができます。栄養豊富な干潟で育ったカニは、濃厚な旨みと豊かな甘みがたっぷり。11月から12月頃には卵やミソを抱えたメスが旬を迎えます。
ミネラル分たっぷりの海で育った「豊前海一粒かき」は、「手間隙かけて一粒一粒丁寧に表面を磨いて殻付きのまま出荷する」ことから名付けられました。他の産地の牡蠣と比べ、殻に対し粒が大きいのが特徴。加熱しても大きさを保っているので、バーベキューなどで焼き牡蠣として食べると最高です!

移住者に人気の福岡県豊前市の魅力まとめ

海があり、山があり、川があり、雄大な自然の恵みを一身に感じることができる福岡県豊前市。美しい湧き水が豊富なまちでもあり、四季折々の自然を楽しみながら暮らすことができます。
一方で、大分県中津市まで約10分、小倉まで約40分と、商業施設などが充実した都市へのアクセスが良いところも魅力。宇島港を中心に、大手企業の工場が次々と進出しているので、仕事面の不安もありません。そのため、若い世代を中心に移住先として注目を集め始めています。

しかし、移住するには時間もお金もかかります。よくわからないまま移住をして、「こんなはずではなかった」と後悔することは避けたいもの。ぜひ、リアルな現地の情報をたくさん仕入れて、決断したいですよね。
わからないことや不安なことなど、現地の情報を知りたいときは、ぜひアウトソーシングにご相談ください!現地スタッフが豊前での暮らしや仕事について、細かいところまであれこれご紹介します。完全に移住することに不安が拭えない場合は、住まい付きのお仕事で「お試し移住」する方法もありますよ!他にもいろいろな選択肢があるので、豊前に興味があれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。