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福岡県×朝倉市

歴史ある街並みと雄大な自然が共存。福岡県朝倉市の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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福岡県朝倉市は、卑弥呼で知られる邪馬台国が存在したという説があるほど、歴史の古いまちです。江戸時代には黒田官兵衛の孫である黒田長興が秋月藩を起こし、いまも当時の建造物が多く残った街並みは、観光地としても人気です。
そんな歴史ある朝倉市ですが、郊外には美しい里山が広がり、恵まれた水資源を活かしたフルーツ栽培や酪農が行われています。風情を感じられる街並みと、美しい自然が共存する朝倉市は、暮らしやすいまちとして移住希望者からも人気。そこで今回は、福岡県朝倉市で暮らす現地スタッフが、市の魅力を徹底解剖!暮らしやすさの理由や、癒やしの風景、絶品グルメなどをご紹介します。

戦国時代からの城下町は「筑後の小京都」
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朝倉市ってこんなところ

福岡県のほぼ中央部に位置する朝倉市。南部は筑後川が流れ、市内には3つのダムがあり、古くから「水のふるさと」と呼ばれる水資源に恵まれたまちです。筑後川では、鮎の解禁日から昔ながらの漁法である鵜飼が行われます。
まちの歴史は古く、邪馬台国伝説があったり、百人一首の中でも筆頭歌として親しまれている「萩の田の刈穂の庵のとまをあらみ 我が衣手は梅雨に濡れつつ」は、中大兄皇子が朝倉の地で詠んだとされる歌。戦国時代からは秋月城の城下町として栄え、今でも当時の面影を残す建物が多く残っています。秋月地区の風情ある街並みは「筑後の小京都」と呼ばれ、旧城下町のほぼ全域が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
朝倉市は南方面は久留米市、北西方面は福岡市に近く、クルマで久留米駅まで約30分、博多駅まで約40分と十分に通勤通学圏内です。市内の駅やインターチェンジには駐車場があるので、自宅から駅やインターチェンジまでクルマで行き、そこから公共交通機関に乗り換えるパーク&ライドで市外へ通ったり、休日に買い物や文化施設に出かけることができます。また、市内には大手企業の工場もあり、製造業を中心に求人も豊富にあるので、市内で職住近接の暮らしをすることも、もちろん可能です。

都市圏へのアクセスが良い朝倉市ですが、恵まれた水資源を活かした農業のまちでもあります。米やネギなどの野菜に加え、特に有名なのがフルーツ。柿、梨、ぶどう、桃など、品種ごとに少しずつ旬をずらしながら栽培されています。地元の新鮮な食材が買える市内の直売所は、市外からもたくさんの人が訪れるほど。また、地元産の食材を活かしたオシャレなカフェやレストランも豊富です。
風情があり落ち着いた街並み、豊かな自然の恵み、都市部への良好なアクセス、すべて揃っているまちが、朝倉市です。

朝倉市の人って、こんな人!

福岡県の人は、「お酒」「祭り」「おしゃべり」が好きな県民性で、どちらかと言えば性格も金銭感覚も派手な人が多いイメージがあります。また、荒っぽい印象を抱いている人も多いかも知れません。
しかし、朝倉市は博多、小倉、久留米など、県の中心都市からはほどよく離れていて、メインは里山風景が広がる農村地帯。そのため、福岡県民の中ではコツコツと仕事をして、粘り強い性格の人が多いと言われています。かと言って、閉鎖的なわけではなく、古くから水資源に恵まれた豊かな土地なので、おおらかで人を出身地で区別するようなことはありません。人との距離感も近いので最初は少し驚くかも知れませんが、情に厚い土地柄で、慣れればお互い助け合えるので良いことのほうが多いです。

JR日豊本線と国道10号が大動脈。東京へは航路が便利。

鉄道の中心駅は、甘木駅です。佐賀県の基山駅と甘木駅を結ぶ甘木鉄道は、基山駅でJR鹿児島本線と、小郡駅で西鉄天神大牟田線と接続し、福岡方面に行くことができます。甘木駅から博多駅までは約50分で到着します。また、甘木駅には西鉄甘木線が久留米市の宮の陣駅まで通っています。宮の陣駅で西鉄天神大牟田線と接続し、久留米方面に行くことができます。甘木駅から西鉄久留米駅までは約35〜40分。ちなみに、甘木鉄道の甘木駅と西鉄の甘木駅は隣接しています。
高速道路網は大分自動車道が通り、甘木IC、朝倉IC、杷木ICの3つのインターチェンジがあります。ここから久留米市街地まで約30分、博多市街地まで約40分です。市内は国道や県道がくまなく網羅され、西鉄バスやコミュニティバスの公共交通機関もありますが、本数は必要最低限というところ。やはり、他の地方都市と同様に、自家用車がないと不便ですが、クルマがあればどこでも駐車場が整備されているので、困ることはありません。駅やICまで自家用車、そこから鉄道や高速バスなどの公共交通機関に乗り換えることも可能です。
空路は、最寄りの空港はクルマやバスで40〜50分ほどの福岡空港です。九州で最大の空港なので、国内外問わずあらゆる路線が運航しています。

現地スタッフが推す!朝倉市に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

美しい水と肥沃な大地が広がる朝倉市に住んだなら、その恵みを十分に感じられるスポットにお出かけすることをおすすめします。もちろん、都市部までのアクセスも良いので、時には大きなまちに買い物やレジャーに出かけることもできます。休日の過ごし方が無限にあるまちです!

バーベキューも釣りもお花見も!憩いの場所「甘木公園」
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朝倉市民にとっての憩いの場所が、甘木駅から歩いて20分ほどのところにある「甘木公園」です。緑がいっぱいの公園で、子どもも大人も訪れればまず深呼吸をしたくなってしまうほど。芝生広場でのんびりピクニックをしたり、ひょうたん型の池で釣りを楽しんだり、バーベキューをしたり、テニスコートやジョギングコースで体を動かしたり、楽しみ方はいろいろあります。小さな子どもでも遊べるアスレチックなどの遊具も豊富です。
また、福岡県内でも有数の桜の名所としても知られています。ひょうたん池を囲むようにして桜が咲き乱れる様子は、まさに絶景!4月下旬から咲き始めるツツジの季節も見応えがあります。

ソフトクリームと一緒に古き良き田園風景を堪能「三連水車」
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朝倉の農地を、230年前から現在までうるおしている「三連水車」。日本最古の実働する水車で、のどかな里山の中に現れる水車は、古き良き日本の田園風景を感じさせてくれます。お盆の時期にはライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しむこともできます。
また、「三連水車の里あさくら」は直売所と農家レストラン、情報コーナーが併設された交流施設。筑後川の恵みがもたらしたフルーツや野菜、地元産の食材を使ったお菓子や惣菜などを購入することができます。ジャージー牛乳を使ったソフトクリームも名物。ソフトクリームを食べながら、のんびり三連水車が動く様子を眺めるのもおすすめです!

9月から2月まで楽しめる!日本一の生産量「柿」
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朝倉市はフルーツ王国ですが、特に柿は全国一の生産量を誇ります。品種も数多く生産されていて、9月中旬から2月下旬までさまざまな柿を楽しむことができます。 最初に収穫されるのは、早生種の「西村」。肉質は堅めでさっぱりした甘味で、ポリポリとたくさん食べられる味わいが特徴。大玉で10月上旬から収穫される「太秋柿」は、サクサクとしたりんごのような食感。種が少なく食べやすい品種です。
11月上旬からは、柿の王様とも言われる「富有柿」が収穫できます。美しいオレンジ色、柔らかな果肉、芳醇な香りとジューシーな甘み。特に朝倉市の志波地区で栽培された富有柿は「志波柿」とも呼ばれ、ブランド化されています。

移住者に人気の福岡県朝倉市の魅力まとめ

のどかな里山風景が広がり、おいしい食材の宝庫である朝倉市。市街地は古くからの城下街で趣があり、歴史と文化を感じさせるまちでもあります。福岡市や久留米市などの大都市へのアクセスも良好で、のんびり暮らしながら都市文化も楽しみたい人には、ピッタリの環境。身も心も豊かになれる暮らしを求めて、朝倉市への移住希望者が増えているのも納得です。

しかし、朝倉市は広いので、住む地域によっては利便性などの環境がイメージと異なり、「こんなはずではなかった」と後悔する可能性も。移住には資金も必要なので、できれば現地の情報をたくさん集めて、後悔することがないように住まいや仕事を決めたいですよね。
そんなときは、朝倉市への移住をサポートしてきた現地スタッフがいるアウトソーシングにご相談ください!移住に不安がある方は、住まい付きのお仕事で「お試し移住」する手もあります。あなたにピッタリの仕事や住まいを探すお手伝いをします!