2021.02.22

警備業界の仕事は安定!時代に合わせてさまざまな仕事が生まれる

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はじめに

警備の仕事というと、どのようなイメージを持つでしょうか?警備会社のテレビCMには、レスリングやパワーリフティングなどでオリンピックに出るような選手が起用され、力を必要とするイメージがあります。しかし実際には、警備業界は力がある人だけではなく、さまざまな人が活躍できる業界です。
この記事では、警備業界の仕事内容や向いている人について紹介します。

警備業界はさまざまな業界と協力し、今後も仕事が増え続けていく
増えている警備の仕事

警備業界の仕事は時代の変化に合わせて変化しており、2015~2019年の調査によると警備に関わる企業や警備員の数は、増え続けています。
警備員というと男性のイメージが強いかもしれません。しかし警備の種類がさまざまに変化している今、女性警備員が必要になる場面が増えており、全体の6.5%ほどが女性です。今後も女性警備員が必要な仕事は増えていくと予想されています。

仕事の種類も増えている

現場で警備をする以外にも、防犯カメラの映像をモニターでチェックしたり、AIやロボットと協力して警備を行ったりする仕事も増えています。
AIやロボットの普及によって警備員が必要なくなるのではないかという心配もありますが、AIやロボットだけでは十分な警備ができません。状況に合わせた対応ができる人間とAIやロボットが力を合わせることで質の高い警備ができ、今後はそのようなハイブリッドな警備の方法が求められるようになります。
このように、警備の仕事は時代によって変化を続けており、今後も増えていくことが予想されています。そのため安心して働ける業種の一つです。

警備業界の仕事は誘導やイベント警護、商業施設の警備など幅が広い
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警備の仕事は、警備する対象やその内容によって1~4号に分類されています。
○1号業務
1号は、警備業務の中で最も多くの割合を占めており、オフィスビルや商業施設、空港などの施設を警備します。
特に商業施設やオフィスビルなどでは、女性警備員が多く必要です。パウダールームや女性トイレなど、男性が入れない場所の巡回などは女性にしかできません。近年は女性をターゲットに絞った施設が増えているため、そのような施設でも女性警備員が必要とされています。
○2号業務
お祭りやコンサートなどの大規模なイベント、人が集まる場所での交通誘導や入場制限などが、2号の主な仕事です。人が集まりすぎることで発生する事故や事件を、未然に防ぎます。
○3号業務
銀行やATMで使われる現金や貴重品、美術品などを警備します。
○4号業務
特定の人を守るのが仕事です。SPやボディガードとも呼ばれ、芸能人、有名人だけでなく一般の人も警備対象です。
また警備業界では、さまざまな業界と協力することで仕事の幅を広げています。例えば、医療業界とタッグを組んで在宅医療サービスや見守りサービスを提供したり、観光業界とタッグを組んで観光スポットの警備を強化したりしています。

警備業界ではいろいろな場所で仕事をする!キャリアアップも目指せる
さまざまな場所で活躍する警備の仕事

警備業界の仕事環境は、警備する対象や働く場所によって大きく異なります。
例えば、屋外での仕事は暑かったり雨が降ったりと大変な場合もありますが、他の警備の仕事よりも休憩時間が長かったり、残業がほとんどないのが特徴です。
ホームセキュリティや在宅医療サービスの提供では、車の運転やお客さまの自宅で仕事をする機会が多くなります。
オフィスや商業施設の場合は、施設内の巡回で長い距離を歩く場合があります。しかしエアコンの効いた働きやすい環境で仕事できる可能性が高く、快適に働けます。
イベント警備では、スポーツの世界大会や万博などの国際的なイベント会場の警備をするため、高いモチベーションを保てます。

キャリアアップも目指せる

このように、さまざまな場所、環境で行う警備の仕事では、警備の能力を高めたりキャリアアップを目指すために、資格を取るための研修を用意していることが多いです。現場で警備をするだけでなく、資格を取ることで警備の責任者や指導者になるなどキャリアアップを狙うこともできます。

警備業界ではさまざまな人が活躍中!希望に合わせて働ける
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自分に合った働き方を探せる

警備業界は仕事の種類が分かれているため、年齢、性別などさまざまな人が働いています。毎日同じ場所、時間に仕事をしたい人は、オフィスビルやショッピングモールなどが向いています。これらの施設では、すでに活躍をしている女性警備員が多くいます。また、屋外で身体を動かしながら勤務をしたい人は、交通誘導やイベント警備がおすすめです。

資格の取得でキャリアアップも

警備の仕事内容が変化している中で、防犯カメラをあつかったりAIと力を合わせて警備に取り組む必要があるため、IT関係の経験がある人も必要とされています。警備業界で将来的なキャリアアップ、正社員採用を目指している場合には、資格を取ることで実現に近づけます。
このように、警備の仕事ではさまざまな働き方が実現できるため、どのような働き方をしたいかによって仕事の種類や働く会社を選ぶといいでしょう。希望に合わせた満足感の高い働き方ができます。

まとめ

警備の仕事は年々増え続けており、この流れはしばらく続くと考えられます。仕事の種類もさまざまで、時代の変化に合わせて新しい業界と協力することで、新しい警備の仕事が生まれています。警備業界は、仕事をしていくうえで安定した業界です。
キャリアアップや正社員を目指す場合には、警備関係の資格を取っていくと可能性が広がります。ぜひチャレンジしてみてください。