2021.03.02

ピッキングは倉庫で必要な品物を集める仕事。需要が増加中の仕事を紹介

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はじめに

求人サイトで「ピッキング」という募集をよく見かけます。でも、具体的にどんなことをするのかわからない人も少なくないのではないでしょうか?ピッキングは、工場や倉庫でなくてはならない大切な業務です。この記事では、ピッキングについての業務内容や職場環境、向いている人について紹介します。

ピッキングは製品を集める仕事!ネット通販の普及で需要拡大

ピッキングとは、必要な製品を集める(ピックアップする)仕事です。対象となる製品は、食品、化粧品、酒類、本など、企業によってさまざまなものがあります。製造工場や物流倉庫での仕事が多く、例えば製造工場では組立や成形に使うための部品を、物流倉庫では、トラックで配送する商品をピックアップします。
ピッキングの仕事はたくさんあります。近年、ネット通販が急速に普及し貨物量が増えているため、倉庫需要の拡大に比例して仕事が増えているからです。ただし、扱う製品によって季節などで需要が変わったりします。
ピッキングの仕事では、現場作業者は派遣や契約社員が多く、短期アルバイトの需要もたくさんあります。特に季節商品を扱う企業では、繁忙期になると求人が大幅に増えます。正社員も働いていますが、現場のリーダーや管理者となるケースが一般的です。

ピッキングの方法は2種類!デジタルツールやフォークリフトを使うことも
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ピッキングの2つの方式

ピッキングの作業は、注文書などをもとに指定の製品を集め、検品や梱包の工程に渡していくものです。それだけを専任で行うことは少なく、仕分けや、検品、梱包などの関連業務とセットで行うことが一般的です。また、家電など大型製品や重量が重いものを扱う場合、台車やフォークリフトが使っての作業も必要になります。
ピッキング作業には、摘み取り方式、種まき方式という大きく2つの方法があります。方式によって仕事内容が異なり、品数が少ない小規模倉庫の場合、摘み取り方式を採用している場所が多いです。一方、多品種を扱う大規模倉庫では、両方を組み合わせているのが一般的です。
摘み取り方式では、1つの注文に対し倉庫内を歩き回って商品を集めます。一方、種まき方式では複数の注文をまとめてピッキングし、後で注文先別に振り分けます。どちらも比較的単純な作業です。摘み取り方式の場合、指示に従って商品を効率よく探すため、商品名と場所の情報を記憶しておく必要があります。

デジタルツールの助けで仕事が効率化

ピッキング作業は、指示書に従って商品を集めるのですが、人が目でチェックして集めるとどうしてもミスが発生してしまいます。その対策として、近年、デジタルツールを導入する企業が増えています。作業員がハンディターミナルやRFIDなどを使うことで、ミスを防ぎ、作業全体を効率化できます。

ピッキングは自由度が高めのシフト制勤務、短期パートも歓迎される
未経験からでも働きやすい

ピッキングは未経験でもできる仕事です。すぐ覚えられるので初日から作業できます。勤務形態はシフト制のところが多いです。夜間の勤務もありますが、自分の好きな時間にシフトを組みやすいです。1日3時間から対応している企業もあり、長時間拘束されずに働けるのも魅力です。収入面でもいろいろメリットがあります。日払いOKのところが多く、すぐにお金が必要なときに便利です。また夜勤は他の仕事に比べて収入が高めに設定されているので、夜型の方におすすめです。勤務場所については、工場や倉庫が駅から離れていることが多いので、電車通勤の方は利便性に難を感じるかもしれません。ただし、交通費は支給されますし、企業によっては無料のシャトルバスも用意されています。

歩いたり体を動かすことも多い

ピッキング業務は、体を動かす仕事です。移動が多く、あちこち動き回って作業します。作業する場所は屋内ですが、その環境は扱う品目でかなり異なります。雑貨、衣類、電子部品など扱う製品が軽いものの場合、力仕事はほとんどなく、空調管理が行き届いた職場で作業できます。女性比率も多いです。一方大型の物流倉庫の場合、ほとんど室外と変わらないかもしれません。夏は暑く、冬は寒いなかで動き回ります。ときには荷の積み下ろしなど力仕事も必要になりますが、コツをつかめば体力を温存できます。

スピードよりは正確性!ひとつひとつを着実にこなすタイプが歓迎される
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ピッキング業務は効率性と正確性の両立が求められる仕事です。間違えるとコストに跳ね返るため正確性の方が重要視されます。でも過度に心配する必要はありません。デジタルツールの普及により、バーコードなどの読み取りで照合できるため、ミスを防ぎやすい環境に整備されつつあります。ひとつひとつの作業を着実にこなしていけば大丈夫です。地道にモクモクを一人で作業するのが好きな人に向いているでしょう。
倉庫内を動き回って作業するため、体を動かすのが好きな人や、運動不足を解消したい人におすすめです。扱う製品によりますが、フォークリフトは資格があると一般的に有利とされています。仕事をしながら取得することを歓迎する企業も多いです。

まとめ

ピッキングは、工場や倉庫などで、必要な製品を集め、検品や梱包の工程に渡していく仕事です。
週1日3時間から働ける自由度の高いシフト制勤務で、短期でもガッツリ稼げるのが魅力です。全体的には、軽作業に分類される作業で屋内での仕事ですが、扱う製品によってはピッキングの方式は2種類あり、方式によって仕事のやり方が異なります。正確性と効率性の両方を重視される仕事ですが、ミスを見逃さない姿勢がより重要視されています。ひとつひとつの作業を着実にこなすタイプが向いているでしょう。

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