2021.06.17

製造業にはどんな職種があるの?製造の仕事の魅力とは

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はじめに

製造業は、工場で材料を加工して製品をつくるイメージがあります。しかし、ふだんは外からは見えない工場の中の仕事なだけに、関係者以外にはあまりくわしく知られていない部分があります。この記事では、製造業にはどんな職種があるのか、製造業での仕事内容の魅力、やりがいについて紹介します。「製造業で働いてみたい!」「製造業ってどんな仕事なんだろう?」と思う方は、ぜひご覧ください。

製造業とは

製造業とは、材料や部品を加工し組み立て、私たちの生活で使うあらゆるものを作る仕事です。家電製品や自動車などの機械はもちろん、それらを構成する部品や、それらを作る機械、さらには衣類や食品、日用品を作っているのも製造業です。その上、製造業の仕事はものを作るだけではありません。製品の設計や商品の企画、開発、材料の調達や管理のほか、完成された商品を販売する営業など、製造業にはとても幅の広い仕事が含まれています。

製造業の業種

はじめに、作っているものごとに製造業の業種について紹介します。

素材メーカー

素材に関連する製造業は、製品の元になるものを製造します。木材や紙、プラスチックやゴム、化学薬品なども含まれます。製品を作るときに必要な、幅広い素材にかかわれる業種です。

電子部品メーカー(半導体メーカー、精密機器メーカー)

電子部品に関連する製造業は、半導体や集積回路、液晶パーツや照明器具など、進化し続ける製品の重要なパーツを作ります。製品のクオリティに直結するため、品質の向上が常に求められています。

機械関連製造業

機械関連の製造業は、さまざまな種類の機械部品の製造を行います。工場で使用する機械から、誰もが使用する身近な機器のパーツなど、広い範囲をカバーする業種です。

自動車メーカー

自動車や自動車に使われる部品の製造を行います。プレス加工、溶接、組み立てなど、自動車にかかわるすべての業務が対象になります。日本で高い技術を学べるだけでなく、海外の工場で働くことも可能です。

医薬品メーカー

人の健康にかかわる医薬品メーカーは、人や動物の治療、予防やケアに使われるものを製造します。薬品やサプリメント、化粧品なども含まれます。

医療機器メーカー

医療機器には、コンタクトレンズやマッサージ機、ピンセットなどのように日常的に使用するものから、レントゲン装置、心臓ペースメーカーといった専門性の高い特殊な器具もあります。医療現場で働くスタッフを支える業種です。

食品メーカー等

食品にかかわる製造業では、パンや冷凍食品、カットされた野菜のほか、調味料など食料品のかかわるすべての商品を作っています。衛生管理に厳しい基準が設けられています。

製造業にはどのような職種があるの?
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つづいて製造業の企業にはどのような職種があるのかを紹介します。

企画、販売

製品を作るためには市場のリサーチが大切です。どのような製品を作るのか、どのように商品を販売していくのか、製造するまでや、製造したあとの戦略を考えます。企画書を作成したり、完成した製品や商品の広告業務などを担当します。

研究、開発

企画された製品や商品が本当に作れるか、どのような設計方法になるかを考える部門です。むずかしく思えても、あきらめずにチャレンジする精神が求められますが、新しいものを作り出す楽しさのある部門です。

加工、組み立て

設計書を元に製品や商品を加工し、組み立てる業務です。金属を溶接やプレスしたり、木材を加工するなど、業務内容はさまざまです。製品の品質にかかわる重要な業務です。

保守、点検、検査

作られた製品や商品に問題がないか確認する業務です。加工の途中にできた小さなゆがみや、ずれなど、細かな部分を確認します。故障があった場合はメンテナンスなどのアフターフォローを担当する業種でもあります。

管理

管理業務には2種類あります。消費者や顧客の意見を取り入れ、製品をアップデートする品質管理と、現場や業務が円滑に進むよう、材料の管理、納期などを管理する生産管理があります。

営業

営業は、完成した製品や商品の良さをアピールし、自社の製品を売り込む仕事です。売上をさらに伸ばせるように働きかけるほか、販売先のアフターフォローも行います。

製造業にはどんな人が向いているの?

ここまで製造業の業務内容、職種について紹介してきました。実際、製造業にはどのような人が向いているのでしょうか。

製造業は、ものを作るのが中心となる仕事です。製造、企画、加工も含め、ものづくりが好きな人が向いている職種といえます。車やバイクのメンテナンスのような細かい作業が好きな人、コツコツと完成に向けて手や体を動かせる力は製品作りに役立ちます。また、どのような製品も1人では作り上げることはできません。いっしょに働く仲間との積極的なコミュニケーションが大切です。

製造業の魅力とは

製造業の魅力は、自分が製造に携わったものが誰かに使われたり、誰かの役に立つことです。多くの人の生活をより便利にできるのは、働くモチベーションにつながるでしょう。未経験から取り組める仕事内容も多く、経験を積めばステップアップもできます。いろいろな商品や製品が作られる過程を肌で感じられるのは、製造業の大きな魅力です。

製造業の今後の動向
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近年、海外ではAIやロボットの導入の動きが進んでいます。日本も後を追うようにして、新しい技術がつぎつぎと導入されていくでしょう。しかし、どんなに新しい機械が導入されたとしても、人の手を使わずにものを作るのは不可能です。そのため今製造業では今後も人員確保に力を注いでいくと予想されます。
製造業というと、大変な仕事というイメージを持つ人もいますが、今はどの企業も、働き方改革や、業務効率化が進んでいます。工場の中もどんどんきれいになっていますので、社会のイメージが変わる日も近いでしょう。

まとめ

食品、自動車、医薬品など、さまざまな製造業が私たちの生活を支えてくれています。業務と職種によって扱うものや、仕事内容が変わります。自分にあった仕事を探すことができるので、求人情報をぜひ確認してみてください。

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