2021.12.23

工場勤務における正社員と派遣社員のメリットの違いとは

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新しい仕事に挑戦しようとしたときに、求人誌やネットで調べることもあれば、ハローワークで求人票を見ることもあります。実際に働くことになる前に知っておきたいメリットとデメリットをまとめてみました。

工場勤務全体のメリットとデメリット
工場勤務のメリット

工場勤務は勤務時間が決まっています。
プライベートと仕事を分けやすいので、自分でやりたいことや学びたいことなど、予定を立てやすくなります。事務系の仕事と比較してお給料が高いこともあります。すべてとはいえませんが、日々の仕事にもくもくと取り組めるのも工場勤務のメリットです。
さらに、取り組む仕事によっては、スキルや資格を身につけることができるので、今後の仕事さがしで有利になるのもメリットです。大手の工場で働ければ、福利厚生として寮や食堂などの生活環境が用意されているのもうれしいですね。
また、勤務時間だけでなく休日もほぼ決まっていて、より自分や家族のスケジュールが立てやすいでしょう。

工場勤務のデメリット

工場勤務は基本的に現場での仕事になります。
そのため、体力が必要になったり、立っている時間が長かったりします。
また、工場勤務では、くり返しの作業がほとんどになる人もたくさんいます。あれもこれもと、たくさんの仕事を覚える必要はありませんが、できる仕事が限られる場合もあります。
また、時期によっては仕事の量が増えたり減ったりすることもあり、残業や休日出勤がある可能性も考えておかなくてはいけません。

くらべてみると

工場の仕事にはメリットも多いですが、デメリットも無視はできません。
デメリットについて、よりくわしく知りたい方は「はたらくヨロコビ きつい・つらいは本当?工場勤務の仕事の種類とは」で紹介しています。

工場勤務をする正社員、派遣社員それぞれのメリットとデメリット
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同じ工場勤務でも正社員と派遣社員では働き方も仕事内容も変わりますし、メリットとデメリットもちがってきます。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、まずは比較してみましょう。

正社員派遣社員
解雇されるリスクが低い雇用期間が決められている
給与が多い(手当がある)給与は時給のみ
福利厚生や祝金などがある一部手当はある
実績などにより、出世できるスキルアップに限界がある
有給が取りやすい有給が制限されることがある
責任がある責任がある仕事は少ない
簡単には仕事を辞められない選択の自由はある
上下関係などがストレスになる場合がある上下関係でのストレスは少ない
管理職になってしまうと、ものづくりに直接関われない仕事内容が単調で飽きやすい
大手企業に勤めるためには学力や知識が必要となることがある比較的、簡単に大手企業に勤めることができる
勤務内容によって経験を積むことやスキルアップができるくり返しの仕事がほとんどスキルアップは個人での対応となる

内容によって、メリットと感じるところもあればデメリットになるものもあります。
とくにご家族がいる場合には、福利厚生が充実しているのはメリットになるでしょう。
一方、初めて工場勤務をする際には、正社員でも派遣社員でも覚える仕事はあまり変わりません。
しかし、スキルアップや資格の取得については派遣社員と正社員では大きくちがいます。正社員は社内での研修なども優先的に受けられますが、派遣社員は自分で学ばなければいけないケースも多いです。

正社員と派遣社員の仕事内容のちがい

つづいて、正社員と派遣社員で仕事内容がどのようにちがうかをみてみましょう。

正社員派遣社員
従業員の管理製造現場での作業
品質管理指示書通りの製造
商品や製品の開発割り当てられた業務の確実性
営業確実な作業
生産進捗指示された生産量の確保

正社員の場合は管理の仕事が中心になってきます。
昇進などで、現場での仕事が少なくなる場合もありますが、仕事に対しての責任が求められるようになります。
派遣社員の場合、決められたことを守る責任はありますが、大きな責任を負うことはあまりありません。

工場勤務が向いている人とは

向き不向きはどんな仕事でもありますが、ここでは工場勤務に向いている人とはどんな人かを紹介します。
まずは、ものづくりが好きな人です。また、立ち仕事が苦手でない方も向いているでしょう。工場では立ったままでの作業が中心になってきます。
正社員と派遣社員でそれぞれ工場勤務に向いている人をみてみましょう。


正社員派遣社員
人やものの管理が得意繰り返しの作業が得意
人との会話が苦にならないもくもくと作業するのが得意
数字を正しく管理できる指示されることに抵抗がない
予想や分析が得意コツコツと作業するのが得意
新たな取り組みを考えられる作業の効率をあげる工夫ができる
全体を見ることができる単調な作業でも楽しめる

工場ではラインなどで流れてくる部品を組み立てることが多く、自分の作業は決められていることがほとんどです。さらに派遣社員は仕事の範囲が決まっていて、一人でもくもくと作業するケースも多いです。
一方、仕事の内容をコントロールしたり、より難しい内容に挑戦したい方は正社員として工場勤務を考えてみるのもいいでしょう。

工場に就職、転勤する方法
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実際に工場勤務を目指すなら、求人サイトで求人をさがしたり、ハローワークから応募したりします。
どちらの場合でも、応募の際に資格や条件はしっかり確認するようにしましょう。もちろん、業務内容や福利厚生、給与や休暇、勤務時間も確認して応募するようにしてください。
また、新卒者向けか転職者向けかのチェックも大切です。とくに転職者に向けての求人では、経験者を優遇することもあります。自分のスキルを活かすことも考えてみましょう。
まずは、どんな仕事や求人があるのかを簡単にチェックできるアウトソーシング公式LINEを友達追加して最新の情報を手に入れましょう。
また、応募をしたあとに履歴書や職務経歴が必要になるので、準備を忘れないようにしましょう。派遣社員で工場勤務を目指すなら派遣会社への登録も必要です。

まとめ

工場勤務を目指すなら、正社員で活躍するか派遣社員としてがんばるのかをメリットやデメリットを参考に検討してみましょう。
とくに初めて工場勤務に挑戦する方は慎重に選ぶことも大切ですが、求人には定員枠があることを念頭に置きましょう。応募してから返答がくるのは1週間から10日かかることもあるので、働きたい日や働き出せる日も考えて応募することも大切になってきます。